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リビングでの勉強が終わり 、
大吾と望が帰った後暇を持て余す時間も無く共働きで夜が遅い両親の代わりに夕ご飯を作る 。
「 れん〜 」
階段の下から廉の名前を呼んでも返事は無く階段を上る 。
私と廉の部屋は隣同士なのに 、 なぜか距離を感じるのは
きっと私と廉の間に広い距離があるから 。
ノックしても出てこない廉にしびれを切らして
「 はいるよ 」と声をかけドアノブを回す 。
電気はついてるのに廉の姿は無く疑問に思ってるとベッドの上から規則正しく聞こえる寝息で寝てたんだと気づく 。
「 廉 」
そう呼びかけてベッドに腰掛けても起きないから 、
この際眺めてやろうと廉の髪の毛に手を伸ばす 。
いつもなら触らしてくれないけど 、 今なら触り放題だよね 。
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