無意識でも ページ1
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「ねえ、大事な話ってなに……?」
「ヌナ……僕は…………僕はアイドルだから……
ヌナとの近い未来は約束できない…………
だから、、
だから、ヌナとはもう一緒にいられない。ごめん。お願いヌナ、幸せになって。」
「なんで…………なんでそんなこと言うの……?
わたし、何かしちゃった……?わたしはジニがいれば、それだけで……」
「ヌナの大事な時間……奪えないよ僕は…………
ごめん…………。僕達……」
「ヒョンジナ…………いやだよ…………」
「……別れよう。」
わたしは人目もはばからず泣き崩れた
身体中の水分が全て出るくらい
…………っ…………?
……………………………ん…?夢……?
妙にリアルな夢だった
慌てて隣を見るとこちらに背を向けてスヤスヤ眠るジニ
よかった
ボサボサの傷んだ髪が
見た目に寄らずガッシリしてる硬めな背中が
すごく恋しくなって、思わず後ろから抱きついた
「…………ん?…………ヌナ………………?」
「起こしちゃった…?ごめん
まだ寝てていいよ」
「……うん」
うん、といいながらこちらを向いて引き寄せてぎゅっとしてくれる
夢でよかった。
次は幸せな夢を見られますように。
あったかいジニの腕の中で
二度目のおやすみなさい。
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今日のあなたのラッキースキズは
おはようお寝坊さんなお寝坊さんご本人ヒョンジン
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作者名:wafu子 | 作成日時:2023年4月5日 22時