ドミノ ② (ページ14)

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昨日の出来事からの今日は正直気まづくてツラい...。

(神様、仏様！どうか慎吾くんと哲人さんに会わせないで下さい!!)

なんて叶うわけもなく...

｢おはよう、A｣

『おはようございます、哲人さん...』

山｢慎吾とはどうやったん？｣

『へ？』

哲人さんは怪しげな笑みを浮かべながら言った。

山｢家まで送って貰ったんやろ？｣

『そうですけど...何か??』

山｢何かって...脳みそ小学生以下なん？｣

『な！そんなことありませんよ!!
ちゃんと大学だって出てて｢そーゆことやないわ！｣

『？？』

山｢慎吾と過ごしたよ｢おはようです、哲人さん｣

私の真後ろから声が聞こえて振り向くと慎吾くんが立っていた。

石｢あんまりいじめないでやって下さいね｣

山｢いじめてなんかないわ。な？A｣

『へ?!あ、はい！』

石｢『はい』やないやろ、あほ。お前、哲人さんに何聞かれてたか分からんの？｣

『慎吾くんに送って貰ったことを聞かれてたんじゃないんですか...？』

哲人さんが吹き出して笑っている傍らで慎吾くんは大きな溜息をついていた。

哲人さんは何がそんなに面白いんだろう...
慎吾くんは何にそんな呆れてるんだろう...

私が1人で頭に？を浮かべて考えていると慎吾くんが口を開いた。

石｢哲人さん、お察しの通りこいつアホなんで。｣

山｢ほんまやなw｣

『ちょ！悪口言われてるのは分かりますよ!!』

石｢鈍感過ぎで言いたなるわ。｣

『じゃあ教えてくれたらいいじゃないですか！』

石｢...それはできひん！｣

『言ってることと矛盾してるじゃないですか！』

山｢俺、練習行くから痴話喧嘩も程々に｣

『痴話喧嘩なんてしてません！』

山｢なんでもええけどw｣

哲人さんは笑いながら私と慎吾くんの横を通った。