ドミノ ② (ページ13)

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慎吾くんが哲人さんの代わりにお家まで送ってくれた。

.....ところまではよかったのに、ただいま自宅でお説教中。

石｢だから!!何度も同じこと言わせんなや!!｣

『はい...ごめんなさい...』

なんでも慎吾くんが言うに私の不注意のせいで良くないことを引き起こしてるらしい。

石｢ほんま、心配させんなや...｣

『はい...ご最もです』

石｢Aは自覚が無さすぎやの！｣

『はい...』

石｢返事だけしとったらええと思っとるやろ？｣

『.......はい』

石｢あほ!!｣

『ごめんなさいっ!!』

石｢いい？さっきも言うたけど、Aは無自覚すぎ！｣

『慎吾くん、』

石｢なん？｣

『正直、怒られてる意味があんまりわか｢あんなぁ...｣

石｢Aの好きな人は？彼氏は？誰？！｣

『た、卓さんです!!』

石｢やんな？ほんならなんで哲人さんと2人で帰ろうとしてたん？！｣

『あれは！...哲人さんが勝手に...待ってたから...』

石｢なんで待ってたん？｣

『...知らんもん』

石｢知らんもんちゃうし！Aが誰彼構わず愛想振り撒くからやろ？｣

『そんなつもりないもん!!』

石｢Aは無くても周りからしたらかわいいってなるやん｣

『...へ？』

石｢今のこの状況もわからん？｣

『？』

石｢Aの家で男女二人きりなんやで？あかんなとか危ないなとかは思わんの？｣

『...っ！』

慎吾くんはあの時の勇人さんと同じようなことを言ってきた。

慎吾くんは｢はぁ｣と1つ溜息をつくと再び口を開いた。

石｢せやからさっきからもっと危機感持った方がええって言うとるやんか...｣

慎吾くんの瞳はあの時の勇人さんと同じ瞳をしていた。

慎吾くんは距離を縮めてきた。

『...慎吾くん？』

石｢俺は卓さんがおるの知ってるし、Aの気持ちも知っとるからええけど知らんかったら大変やったで。｣

｢お説教も十分できたし帰るわ｣なんて言って慎吾くんは帰ってしまった。

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もう訳わかんないよ…