8人目がなにやら可愛いと評判です。 (ページ24)

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錦「無理してるAを見るの、俺は正直キツいし、辛いんよ。なんでもええから、俺には喋ってほしい。それとも、俺じゃアカンか？」

どっくんの本当の気持ちを知れて
ホッとして涙が出てきた。

「ありがとぉ…どっくん。私、ドラマとか久しぶりやし、不安と怖さでどうにかなりそうやった。でも、どっくんがおるから、頑張れる！私、頑張るから！」

ね？

私は満面の笑みで応えた。

私もどっくんみたいに優しくなりたいな。

そんな願いを込めて…

家も近くなり、細い路地に入った。
昔、家までかけっこしたのを思い出す。

錦「俺らってさ、昔も一緒に帰ってたよな。家近いし」

「ふふ、同じこと考えとるな。かけっこしたの、覚えとる？いつも私が負けて…笑」

思い出話に花を咲かせる。
すごく心地がいい時間だった。

「あ、着いちゃったね……」

ちょっと寂しそうな顔をすると

どっくんの手が頭に伸びてきて

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ…

錦「また明日。会えるから大丈夫、な？おやすみ、さやかさん？」

「なんで、役名で呼ぶの～？笑
もぉ…おやすみ、つかささん」

私達は笑って手を振った。

どっくんが見えなくなり、家に入る。

ベットに横たわると

♪～

誰？こんな時間に…

錦戸亮からメッセージが来てきます。

どっくんか、開こ。

亮おやすみ

亮ちゃんと休めよ?

Aありがと

Aおやすみなさい

スマホを閉じると
急に眠気が襲ってきて

いつの間にか寝ていた。