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緑side
しげの顔が赤くなり出す。。
赤「いや、ホンマ!恥ずかしい!」
オレはあまりの事に言葉が出ない。
そのかわり
返事のつもりでしげにそっと抱きつく。
赤「・・・男同士の結婚とかはいつ認められるかもわからんけど・・」
”それでも神ちゃん以外、もう考えられへん”
そうオレの耳元で囁く。
「オレもしげと一緒にこれから生きていきたい」
しげの顔を下から覗き込み。
「オレの残りの人生もらってくれへん?」
同じ気持ちで
同じ覚悟で
これからしげと共に全ての事に挑んでいきたい。
その時しげが、あっ!!と
と大声を出す。
「何?急に」
赤「一緒に頑張るって誓った証」
そう言ってカバンから1枚の書類を出す。
「??」
大事そうにそれを広げるしげ。
視力が悪いオレは
目を細めてそれを見る。
「ちょっ!!」
赤「ビックリした?」
「なんでこんなもん持ってんねん!」
赤「準備した」
「しかも淳太と照史の名前も入ってるやんけ!」
赤「2人に協力してもらった」
そん時にふと今日あった不思議な事を思い出す。
朝、家出るギリギリに淳太から
今日、書類にハンコ押さないといけない物あるから
印鑑持ってくるように連絡来たのに
一切使わなかった事。
赤「いや?」
そう悲しそうにオレを見てくるしげ。
イヤではない・・・。
イヤではないけど
でもこんな・・・。
婚姻届けやで!?
「イヤちゃうけど、気持ちの準備が・・・」
赤「じゃあオレ書く間に準備しとって?」
そう言ってしげが記入し出す。
あ・・・
しげの手も震えてる・・・。
しげも緊張してんねんな。
それを見て少しホッとする。
しげが心臓バクバクしてた意味
やっとわかったわ。
オレに断られるかもと思ってたんやろ?
赤「あれ、ちょっ、緊張して手が震える・・・」
困った顔でオレを見た瞬間
オレはしげの唇に軽くキスをする。
「しげ、めっちゃ好きやで」
一瞬、何が起こったかわかってないしげ。
数秒後、みるみる顔が赤くなる。
赤「神ちゃん!!オレからしたかったのに!」
あぁぁぁぁぁぁぁーーーっっと叫ぶしげ。
たまにはオレも主導権握りたいしな。笑
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作者名:たまごん | 作成日時:2020年7月18日 13時