両片思い（赤緑）続.期間限定 (ページ11)

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緑side

気付けばしげの腕の中。

しげの体温を感じる。

ずっとずっと

この温もりがほしかった。

一生手に入る事ないと思ってた温もり。

他の誰でもない。

しげからしか感じれない温もりや。

赤「神ちゃん」

少しだけ

ほんの少しだけ上から呼ばれる。

「ん？」

そう言って呼ばれた方を向く。

抱きしめられてるから

その距離で上を向くと

自然と至近距離にしげの顔。

綺麗やな・・・。

しげって

こんなに色気あってんな。

目線がいつの間にかしげの唇に。

キス・・・

して欲しいな・・・・。

そう思いながら見つめる。

やのにしげは

ニコッと笑い

赤「後でな」

そう言って離れてしまう。

「・・・何が後でなん？」

離れた事が寂しくて

少し拗ねた声で聞いた。

赤「神ちゃんがして欲しいと思ってることは、オレもしたいと思ってることや」

そう言って

綺麗な指でオレの唇を撫でる。

赤「やぁらかいなぁ」

そう言って微笑む。

一瞬で体温が上がる。

「な・・・」

赤「ふふっ。神ちゃん照れたー！！」

「そんな事されたら誰でも照れるやろ！！」

赤「えー？オレやからやろぉ？」

そう意地悪そうに言うしげ。

赤「さ、買い物行こ？続きは家でな？」

さっさと運転席に乗り込む。

オレなんでこんな振り回されてんねん・・・。

「アホしげ」

助手席に回りながら呟く。

赤「え？なんて言った？」

「アホしげって言ったんじゃ！！！」

赤「うわっ、ジャックナイフや！」

そう言ってけたけた笑う。

照れたり怒ったり・・・

感情ぐちゃぐちゃなるわ、ホンマ。