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1話 ページ1
どうして。
何で。
「A」
この間までそうやって呼んでたのに。
何で。
「さかたっ…!!!」
向かっていたのは病院。
勢いよく開けた病室の先にいたのは
最後見たときは何も変わらない笑顔のあなた。
「A…何で、ここに…」
でも確実に違う。
痩せてしまったあなたの体。
窶れた顔。
「何で、言ってくれたなかったの…!?
どうして黙ってたの!?」
「…全部聞いたんやな」
一瞬寂しそうな顔をするあなた。
でもすぐに笑顔で言う。
「泣くなよ」
泣かないでいられるわけがない。
だって、ずっとあなたと一緒にいられると思ってた。
ずっととなりにいてくれると思ってた。
だけど、私があなたといられる時間は残りわずか。
そんな事実受け入れられるはずがない。
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作者名:ゆず | 作成日時:2017年11月20日 19時