白尾の奏

▽ ページ15

A「はいｯ……………………………………？？？」



俺の突然の告白で戸惑う彼女。



Nakamu「多分……初めの頃は何となく恋に落ちて、Aの落ち着いた声とか笑った声とか……心優しい所とか気を使える所とか……ちょっと掴みどころのない所とか………………一緒に居るうちに本気になってったんだ。
代わり映えのしない毎日でもお互い同じ事で悩んで、悲しんで…………笑い合いたいなって思う。
」


この恋が実らなくても君に想いを伝えられたこと後悔は絶対しない。




_____君が好きだから_____




A「ちょｯ………………ちょっと待ってね………………。いきなりのことで全然頭回ってないんだけど……………………………………………………。」



Nakamu「別にそんな焦らなくて良いよ。
…………張り裂けそうな想いを伝えたかっただけだから……！」



俺はAを安心させるためにそう言う。



A「……………………Nakamu……。
………………………………私もNakamuのことが好きだよ……………………。いつも私のことかまってくれて……優しくて…………話していると落ち着けるのはNakamuだけだよ……？
ごめんね……さっきテンパっちゃって……。Nakamuに告白なんてされないと思ってたし……告白は自分からしようと思ってたのに…………。
……………………私でよければお願いします!!」



Aは明るい声でそう言った。



Nakamu「う……嘘だ……………………。A俺の事好きだったの………………!?」



A「なｯ………………!自分から告白しといて驚くなよ！………………ずっとずっと好きだったよ！」



Nakamu「ちょっと待ってｯ………………///
そんな大きな声で"好き"とか言わないで……！めっちゃ顔熱いって………………。」



俺は赤くなった顔を覆い隠す。



A「私だって恥ずかしいよｯ……!!……でもまぁ、これからも宜しくね……Nakamu。」



Nakamu「あぁ……宜しく!!」




きっと俺たちは…………俺たちが生まれる前からずっと繋がってたのかもしれない。

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