苗字 ページ37
〇苗字
「平野先生！」
「んー？どしたー？」
外来を終えて、診察室で雑務をこなしていた私
可愛い可愛い新人ナースが呼びに来た
「あの！来てます！」
「は？笑」
「来てます！キンプリが！！」
やば、わろた
またあいつか
「あ、ごめんね〜ここまで連れてきてくれる？」
「喜んで！！！」
私と紫耀は
つい最近結婚した
ずっと
秘密の関係だったわけだけど
結婚しちゃえばもう隠す必要なんてない
ということで、
紫耀は頻繁に私の職場に来ます。
「やっほ〜」
「あのね！ここ遊びに来るような場所じゃないからね？！」
「遊びじゃない、迎えに来た」
「いいの？ファンの子達に色々言われても」
「俺の幸せを願えないなら、推すなよって感じ」
わろたすぎる、そういうところも好きだよ紫耀くん
この前も普通にスーパーで買い物してたら
ツーショット撮られて週刊誌載ったし
紫耀はリアルに何も気にしてない印象
「あ〜疲れた〜帰ろ〜今日忙しかった」
「えーデートしよ」
「は？私今まで仕事してきたの」
「俺はオフでした」
会話が成り立っていません。
「もう私は無理や、寝たい」
「俺、家事全部やったよ？
掃除も洗濯も、布団も干したし、料理もした」
はぁ、もう、ずるいわ、可愛いもん
「メイク直してくるからここで待ってて」
旦那に甘すぎるかな私
でもさ、、、平野紫耀なんだもん、私の旦那
「お待たせ」
私の声を聞いて
スマホから顔を上げる彼
あぁもう、イケメンすぎるよ死んでしまう
「よっし、行こ」
私の職場だなんてお構い無しに
がっちり手を繋いでくる彼
「平野先生〜お疲れ様です〜！
デート楽しんでください！！！」
「あ、、ありがとう笑」
新人ナースに煽られて、赤面しちゃう私だけど
「そろそろ平野って苗字にも慣れたか」
「全然」
「なんかいいよなぁ、俺のモノって感じで」
「もの扱いすんな、バカ」
「平野先生、こっわ」
紫耀とのそんな会話、全世界に配信しちゃいたいほど楽しい
「なぁ、A？」
「なに」
「いや、、俺、Aと結婚できてよかった」
珍しく素直な彼と
左の薬指で輝く指輪
波乱万丈な人生だけど
私、この世に生まれてきてよかったなって
しみじみ思う
「むり！恥ずかしくなった！
走る！」
「は？！ばか！！！」
私の手を握ったまま、彼は走り出す
人生、まだまだ先が長いけど
これからは平野として
2人で走り抜けたいです。
END
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イェジ(プロフ) - 突然すみません！！パスワード教えて欲しいです！ (2022年7月13日 19時) (
レス) id: 40bd569e74 (このIDを非表示/違反報告)
has(プロフ) - とりあえず舞香ちゃんと親友になりたいです。笑 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
has(プロフ) - 瞳様！更新ありがとうございますっっっ！わっっっお。平野さん最後のその一言はあかんです。リアルに平野がこんなけブラックでも私は愛せる自信あります。（え） (2021年5月23日 19時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
パリン(プロフ) - 瞳さん» ありがとうございます！瞳さんのこの作品が大好きで毎回更新を楽しみにさせて頂いてます！！大変だとは思いますが、これからも頑張ってください！！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 2e2855719b (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - パリンさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきますね！ (2020年11月21日 19時) (レス) id: 5c726e52d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hitomi
| 作成日時：2019年10月19日 0時
