恋人未満 ページ36
〇恋人未満
「ねぇー！今何時だと思ってんの？！
紫耀に気付かれずに家抜け出すの大変だったんだからね！！」
「ん〜！待ってた〜！！！」
ド深夜
永瀬家の廉くんから
＜キャバクラに来てるから、Aちゃんも来て＞
ゴミみたいなLINEが来て
＜は？無理だし、私もう寝るし＞
＜お願い！もう俺頑張れへんもん、お酒飲む！＞
＜ほかのキャバ嬢でいいじゃん＞
＜Aちゃんが一番可愛い＞
くっそぉ、、、
珍しくそんなこと言ってくるから
まぁ、言ってやってもいいかなぁの気持ち、、
タク代払わせよ、、
爆睡してる紫耀の隣をすり抜けて
出勤してきました
ちゃーんと漆黒色のドレス選ぶあたり、私さすがだわぁ、、
「別にここじゃなくても良かったじゃん」
「今日はここの気分やもん」
「NHK出禁になるぞ」
紅白も朝ドラも決まってるやつが
よくこんなところ来れますね！！！！
「とりあえず、ショット」
「酔う気満々じゃん、、んっ？！」
「俺、お客様なんですけど、」
ぐっと顔を近づけて
そんなこと言ってくる彼
「永瀬様ぁ、、、」
「ふっ笑」
ショットを流し込む彼
酔う気満々だね、、
まあええわ
「仕方ないなぁ、、私も本気出しちゃいますよ」
隣に座って上目遣いで彼の顔を覗き込む
「私は永瀬様の味方です」
「ほんまに？」
「私、嘘なんてつきませんもん」
耳元でそう囁けば
分かりやすく肩がビクってして
まだまだ可愛いなぁ、笑
「紫耀はいいよなぁ、俺もキャバ嬢と付き合いたい」
「お前と付き合いたいキャバ嬢なら山ほどおる」
「え〜でも、Aちゃんがいいと思ってしまうな〜」
もし
本格的にキャバ嬢として働いていた時
常連として彼が来ていたら
私は彼のものだったのかな
紫耀のことは大大大好きだし
これからもずーっと一緒にいたいと思ってるけど
運命って
すごいなって思う
「恋したらいいじゃないですか、永瀬様も」
「ん、そうやなぁ、、」
モテるはずなのに
ずっとずっと独り身の彼は
なんかいつ見ても切なさが漂ってる
「俺、好きなんかな、Aちゃんのこと」
「えっ」
意味深すぎる言葉を残して
「え、ちょっと、、」
コテンと私の肩に頭を乗せて眠り始めた
「酔っ払いすぎなんだよ、バカ永瀬」
これからもずっと
彼とは友達以上恋人未満くらいの関係でいたい
そう願ってしまう私は
罪な女なんだろうなぁ
END
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イェジ(プロフ) - 突然すみません！！パスワード教えて欲しいです！ (2022年7月13日 19時) (
レス) id: 40bd569e74 (このIDを非表示/違反報告)
has(プロフ) - とりあえず舞香ちゃんと親友になりたいです。笑 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
has(プロフ) - 瞳様！更新ありがとうございますっっっ！わっっっお。平野さん最後のその一言はあかんです。リアルに平野がこんなけブラックでも私は愛せる自信あります。（え） (2021年5月23日 19時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
パリン(プロフ) - 瞳さん» ありがとうございます！瞳さんのこの作品が大好きで毎回更新を楽しみにさせて頂いてます！！大変だとは思いますが、これからも頑張ってください！！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 2e2855719b (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - パリンさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきますね！ (2020年11月21日 19時) (レス) id: 5c726e52d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hitomi
| 作成日時：2019年10月19日 0時
