平野様がご指名です。After Story 8

ひまわり ページ5

〇ひまわり
海人side

「〜〜♪」

レッスン場の真ん中で

狂ったように踊る紫耀

かっこいいなぁ、惚れ惚れする

ちなみに廉は隅のほうでひたすら音楽聴いてる

「あぁぁぁぁっ！！」

順調に踊ってた紫耀が絶叫

「え？！なに？！どしたん？！」

焦る廉

「やばい！！！」

「え？！アキレス腱でも切った？！」

「違う！Aに家の鍵渡すの忘れてた！！」

吉本新喜劇並にコケる廉 笑

「なんや、そんなことかよ」

「いや、死活問題やからこれ」

「だって、Aちゃん、もう高３やろ？

大人やん」

「いやいやいや！お子ちゃまやからな、あいつ

それに！あんな可愛い子が家の外にいたら、絶対誘拐されるもん、、」

紫耀の惚気け具合はほんとにやばい笑

「じゃあ、俺、届けるよ？笑」

「「え」」

「2人ともまだこのあと仕事でしょ？

俺これで終わりだし」

「いいの？！！

海人、ありがとう！！！」

ということで、

Aちゃんの学校の前に来ています。

でもなぁ

廉とか紫耀みたいに頻繁に会ったことないし、、

そんな挙動不審な俺に

「え、え、え、海人くん？笑

びっくりした笑」

キラキラの笑顔を見せてくるのは

紫耀の彼女さん

「初めてだよね？二人で会うの！」

「そうだね」

これが紫耀の彼女

分かるなぁ

可愛いもん

「これ、鍵」

「わぁ！ありがとう！

助かった！

お礼に、お茶でもどう？？」

キャバ嬢さんは、ずるい

ーーーー

「え！すごいじゃん！」

「でしょ？！笑」

海人くんとデート！！

いやぁ、いいね、たかいと

ついペラペラ喋っちゃう

「俺、誤解してたかも

Aちゃんって、もっと大人な感じかと思ってた」

「え、それどういう意味よ笑」

「可愛いってこと」

ひいいいいっ

さすが少女漫画読んでるだけあるわ

言葉のセンスがすごい

「私も海人くんのこと、誤解してたよ

もっとお子ちゃまだと思ってた笑」

仕事の時は、1番年下だから

弟キャラ極めてるけど、

プライベートだとすごい大人で

お兄ちゃんって感じ

だけど、歳も近いから

親近感もある

え、なに

高橋海人さいこーすぎ

「俺だって、意外と大人なんだよ笑」

ちょっとドヤ顔で言う海人くんは

ひまわりイエローが良く似合う

ひたすらに私を追いかけてくれる飛貴くん

幼なじみのノリでふざけてくれる廉くん

大好きな紫耀

そして、年子のお兄ちゃんみたいな海人くん

あぁ、

イケメンパラダイスです

END

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