平野様がご指名です。After Story 8

トキメキ 2 ページ13

「きゃー！勝利くーん！！！」

なんとか、Aとお忍びで横アリまで辿り着いた

今はみんな、セクゾに夢中だから

俺に声はかけてこない

終わったらすぐ帰ろ

「うっわ、けんてぃーやばやばやば！！！」

終始はしゃいでるA

なんか、妬く。

デートだって、ろくに手も繋げなくて

俺だって欲求不満

その上、ほかの男にうつつを抜かしやがって、、。

それでも綺麗な横顔は

俺のモノ

ーーー

「楽しかったね、ありがとう紫耀」

イヤホンから聞こえるAの声

「お前、ずっと勝利みてたやろ」

「え、バレました？笑」

「ちょっ、お前危ない」

5m前を歩くA

車通りが多いから

危なっかしい

隣を歩いて守ってあげないとダメなのに

できない俺はダメ男

駅の満員のエレベーター

「「え」」

ある階でいっきに人が降りる

残されたのは俺と、A

大チャンス

ードンッ

「ちょ、、しょお、、」

「もう我慢できない」

壁ドンして

Aの綺麗な顔を見つめる

「ごめんな」

「え、、？」

「ふつーの恋愛はできひんけど

その分、二人でいる時は

1億倍愛すから」

「は？笑

なに急にけんてぃーみたいなこと言い出して笑」

「好き、大好き」

何度も何度も唇を重ねた

「んっ、、もうドア開いちゃうから」

慌てて他人のフリに戻る

けどもう、

距離が離れれば離れるほど

愛おしくて

好きで、大好きで

胸のドキドキが止まらない

END

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