平野様がご指名です。After Story 8

金 2 ページ22

危なすぎ

バレるかと思った

確かに、

今月ストレス溜まりすぎて

心荒れてて、20万くらい服買ってしまって反省してる

後輩は、舞台の千秋楽を向かえたからご褒美で焼き肉 10万円

あとは、、

「A、ご飯食べに行こ」

「は？もう今月はもやし生活だよ？」

「いいから」

車に乗せて

ホテルへ

「平野様、お待ちしておりました」

「お願いします」

「え、ちょ、え、？」

戸惑うAをスタッフさんに任せて

俺は席に座る

俺の20万円は

Aのもの

ーーー

「とてもお似合いです」

「え、ちょ、え、え？！」

鏡に映るのは

綺麗にヘアメイクがされてて

深紅色のドレスを着てる私

「どういうこと、、ですか、、？」

「平野様が、数日前にいらっしゃって

特別な日だから彼女をお姫様みたいにしてくれって。

素敵な彼氏さんですね 」

特別な日、、

「彼氏さんがお待ちですよ」

ドアが開いて

ホテルの高級レストラン

しかも貸切

「紫耀、、」

「え？！！！ちょ？！！！

可愛すぎ！！！！！！！！」

黒いスーツが似合ってる、、

「え、まじか

想像越えて、可愛い、、うわぁ、まじか」

「ねえ、どういうこと？」

「A

5年間も俺の彼女でいてくれてありがとう」

記念日なんて、いちいち祝わない主義の2人だから

完全に忘れてた

今日で、私と紫耀が付き合い始めて5年

「紫耀、ありがとう」

「えええ、ちょ、まじテンション上がる！笑

可愛すぎて、泣きそう

え、姫なん？え？姫？」

5年間で1番褒められてる気がする笑

「紫耀ー、お姫様抱っこして笑」

「ふふっ笑

おいで」

お姫様抱っこしてもらってくるくる回ってる

え、なに

「王子？」

「俺はKINGです笑」

待ってなにこれ

イケメンすぎて死ぬし、ちょっとパニック

「あと、これ」

「うっそ！！ペアリング！！！」

「10万円」

「ちょ、それ言うな〜笑

明日からもやし生活だよ笑」

金遣い荒めのKINGだけど

お金を使い道が神すぎるので、

今月ばかりは許します笑

END

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