平野様がご指名です。

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Aside
「せんぱーい！」


放課後


靴を履き変えようとしていると


誰かに呼び止められる



「あ」


「先輩、今日部活来てくれますか？！」


キラキラの目


「いかないよ笑」


「えー、せっかく俺行くのに、、

待ってますからね！」



そう言って彼は手を振っていってしまった


彼というのは一つ下の後輩


浮所飛貴


ご存知の通り


ジャニーズJr


仕事しながら部活してる元気なやつ笑


学校にジャニーズがいるなんて


羨ましいだろうけど



私は


「平野紫耀」


が好きなだけで


別に他のジャニーズは


そこまで興味なかった



けど、


どこかしら平野紫耀と似てる気もしなくも無くて


まあ好きといえば好き 笑


で、私は彼が所属するサッカー部のマネージャー


パパとママが死んでからは



1度も行ってなかったんだけど


「あ」


「え？」


飛貴くんは


後ろを振り向いて


「先輩って、誰かと同じ香りしますよね、、

誰だろ、、」


それだけ呟いて


また走っていった


うわー


絶対平野様だ



あの嗅いでいるだけで太りそうな


甘ったるい香り


まあ、嫌いじゃないんだけど



ーーーー


少クラ収録終わりの昨夜


「ボトル、、あけて、、」



「平野様、そろそろやめといたほうが、、」



保健の授業で急性アルコール中毒とか


習ったばっかりだからさ



怖いんですよ、、


「もー、ブスばっかやし

きゃあきゃあうるさいし


むりやわ」


いやー、荒れてますね笑


お酒のせいだと信じてる笑


「平野様がカッコいいのが悪いんですよ笑」



べろべろに酔ってる


って言葉が似合う


「A、好き、、」


そっと平野紫耀の手が私の頬に触れる



「もう、、つらい、、」



そう呟いて


「おお、、」


私の方に倒れてきた


やっば


私の膝の上で


平野紫耀が寝ている、、


こんなことってありますか、、


綺麗な顔


ブーブー



机の上のスマホがなる


「え」


表示されたのは


「永瀬廉」


の文字



え、れんれんじゃん

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