ホタルノヒカリ*長月 夜* ページ47
『あ………夜くん？』
「そうそう！長月夜！覚えててくれてたんだ、嬉しいな…。」
昔のようなほわほわとした笑顔を浮かべる夜くん。
「懐かしいな…でもなんか雰囲気変わったね？」
『…………じゃぁね。』
私は逃げるように立ち上がって、走ろうとした。
「俺待ってって言ったよね。」
至って優しい声音だ。それでも、拒否を許さないという強い意志が感じられた。
なぜか怯えに襲われ、立ちすくむ。
「……ちょっと見せて。」
素早く近づいた夜くんは、ワイシャツの袖ボタンを外し、袖を捲り上げた。
眉をひそめて今度は、スカートに収められたワイシャツの裾を引っ張り出し、おへそが見える辺りまで捲る。
更にはひざ下にあるスカートすら膝の上辺りまで＿＿＿＿＿＿
『や、やめてっ…！！』
その至る所には、青々とした痣があった。
夜くんは手が止まらなかったとでも言うように、ハッとした顔になる。
「え、あ、ゴメン、俺……」
自分のしたことに呆然としているようだ。
そして慌てて後ろを向く。
「ご、ゴメン！直してもらって、大丈夫だから…！」
ちらりと覗いた耳が真っ赤になっていた。
私は慌てて制服を直した。
「…もう、振り返って大丈夫…？」
『あ、うん…』
振り返った夜くんは、こちらへゆっくりと歩み寄る。
そして、私の手首を握り、軽く引っ張ってきた。
『えっ……？』
予期せぬ力に、身体は抗うことなく前に倒れる。
包み込まれた私の身体。
『ちょ、ちょっと、夜くん…？』
「…辛かったよね、痛かったよね…」
耳元で、囁かれる。
「これからは、俺が、守るから……
だから、今は俺に、全部預けて？」
その言葉を聞いた瞬間、体と心の痛みが、すっと消えたような気がした。
＿＿例えホタルのように小さくても、
そのヒカリはたった一つの灯火＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
黒雪姫様、いかがでしたでしょうか？
いじめ系って初めて書いたんで…駄作すみません。
そして更新も遅くなって、本当申し訳ないです。
よかったら、またリクお願いします。
俺が守る*睦月 始VS弥生 春*→←ホタルノヒカリ*長月 夜*
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柿逢@みうる。 - 陽くんの、ドキドキが止まりませんでした！余裕たっぷりな陽くんが素敵すぎますね…！！股ﾄﾞﾝとかされてみたいですね(変態) そしてGenau!が好き(突然) (2015年7月23日 5時) (
レス) id: 11a84e1911 (このIDを非表示/違反報告)
紫鶯 - あわぁああああ！！吐血して良いですか！？(ゲホッ)病み始マジイケメン！！勿論、春聖母(笑)ホントここに文才の神居るわ……(笑)ありがとうございます！また良ければリクエストさせて下さい(*´∇｀*) (2014年8月4日 3時) (レス) id: 8f41f4df89 (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - いえいえ<m(__)m>私も変な言い方してしまってすいませんでした。これからも応援させてください<m(__)m>続編楽しみに待ってます<m(__)m>＾＾ (2014年8月1日 15時) (レス) id: a39f8fa092 (このIDを非表示/違反報告)
藍華(プロフ) - なでっ子さん» すみません、それは単なるミスです…申し訳ありません！ (2014年7月31日 16時) (レス) id: a2cd4c3dee (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - あ、そうじゃなくって、二話では始なのに。一話では新なんです (2014年7月31日 14時) (レス) id: 00c2e06e02 (このIDを非表示/違反報告)
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