【ツキウタ。】LOVE-SONGS【短編集】

友達以上、恋人未満…？*睦月 始* ページ45

『んじゃ、これくらいで良い？』

「ありがとな、助かった。」


わしゃわしゃと撫でられるのも、これが最後なのかなって思うと、ちょっと泣ける。


「…って、おい、何泣いてんだよ…！？」

『…わかん、ない……さみしい、から…かも…』


ポロポロポロポロと涙が止まらなくて。

服の袖口で目を押さえる。長袖で良かった。


「だーもー泣くなって…暇だったらメールとか電話でもするから…」




『…………………好き…』



私の一言で、時は止まった。


何を言ったかやっと分かって、逃げ出そうとする私の腕を、何かが掴んだ。




「おい、言い逃げとか、ズリィぞおい…」


『はな、して…よ……』


「離さねぇし。つーかこっち見ろ。」



言い切るか言い切らないかの内に腕を引かれて強制的に振り向かせられる。



「A。俺の目よく見ろ。」



肩を掴まれ、顔を覗き込まれる。

言われたとおり、黒くて綺麗な瞳をしっかりと見据えた。

目があった、と思った瞬間に



唇が、塞がれた。



『ん……ぁ……』


驚きと、初めての出来事に、声が漏れる。

そのまましばらく、唇は離れなかった。


離れた、と思ったら今度は、思いっきり抱きしめられる。



「俺も好きだっつーの…気づけ馬鹿。しょっちゅう頭撫でたりしてただろ…」

『バカだからわかんないよ、バーカ…」


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黒始様、遅くなった上に駄作で申し訳ありません。
甘いの書けませんこれが本気です((土下座

こんなのでよろしければ、またリクください。

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