My sweetest…*葉月 陽* ページ42
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「『終わったー!!』」
時刻は午後6時過ぎ。
すっかり薄暗くなっていた。
「よし、帰ろっか!」
『うん!』
タメ口にも慣れ、陽先輩とも仲良くなれた…気がする。
「俺チャリ取ってくんね!」
『私歩きだから…じゃあね。』
「えっ、ストップストップ!送るって!」
手を掴まれ、ね?と笑いかけられる。
『でも…迷惑じゃ…』
「女の子に1人で夜道を歩かせられねーしな!」
そして、一緒に帰ることになった。
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『陽くん、送ってくれてありがとう!』
「良いの良いの。じゃね、また明日。」
私が家に入ろうとした、その時。
「…やっぱちょっと待って。」
後ろに引っ張られ、抱きしめられる。
『えっ…』
「俺、Aちゃんのこと好きかも。
敬語嫌いっつっても、あんなにガミガミ言うくらいじゃねーのに、Aちゃんに使われると、距離置かれてるみたいで、スッゲーモヤモヤした。
年上のがタイプだからとか自分のこと誤魔化してたけど、やっぱ好きだわ…」
『……え、えっ…』
「…ね、俺と付き合ってくれる?俺じゃダメかな?」
『……先輩が良いなら、その、よろしくお願いします…!』
真っ赤であろう顔で言い切ると、ちょっと低い声が聞こえる。
「…敬語、使ったでしょ。」
『あっ……』
「罰ゲーム…ね?」
唇が柔らかいもので塞がれる。
苦しくて、段々と涙目になる。
酸素を求めて開いた口の中に、熱い舌が這入る。
頭がクラクラして、足が震えそうになったその時、唇が離れた。
『ぷはぁっ…はぁ…はぁっ……』
「これからは、敬語使ったらコレね?」
ウインク付きでそういった陽くんは、手を振りながら自転車に乗って来た道を戻って行った。
___________________
陽くん、こんなで合ってますか…?
お恥ずかしながら、陽くんのCD聞いてなくて…
こんなんじゃねぇよ!!って時はぜひ言ってください!
ルアンナ様、リクありがとうございました!
よろしければまた、お願いします!
友達以上、恋人未満…?*睦月 始*→←My sweetest…*葉月 陽*
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柿逢@みうる。 - 陽くんの、ドキドキが止まりませんでした!余裕たっぷりな陽くんが素敵すぎますね…!!股ドンとかされてみたいですね(変態) そしてGenau!が好き(突然) (2015年7月23日 5時) (レス) id: 11a84e1911 (このIDを非表示/違反報告)
紫鶯 - あわぁああああ!!吐血して良いですか!?(ゲホッ)病み始マジイケメン!!勿論、春聖母(笑)ホントここに文才の神居るわ……(笑)ありがとうございます!また良ければリクエストさせて下さい(*´∇`*) (2014年8月4日 3時) (レス) id: 8f41f4df89 (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - いえいえ<m(__)m>私も変な言い方してしまってすいませんでした。これからも応援させてください<m(__)m>続編楽しみに待ってます<m(__)m>^^ (2014年8月1日 15時) (レス) id: a39f8fa092 (このIDを非表示/違反報告)
藍華(プロフ) - なでっ子さん» すみません、それは単なるミスです…申し訳ありません! (2014年7月31日 16時) (レス) id: a2cd4c3dee (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - あ、そうじゃなくって、二話では始なのに。一話では新なんです (2014年7月31日 14時) (レス) id: 00c2e06e02 (このIDを非表示/違反報告)
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