My sweetest…*葉月 陽* ページ41
この数日で見慣れた赤い髪が目に入る。
『あっ…陽先輩、おはようございます！』
「だからさー…敬語とか良いから。ね？」
『あっ、はい！じゃなくて、うん…？』
「ん、良い子♪」
頭をゆっくり撫でられる。
2年の、葉月陽先輩。
体育祭のチームアピールで、クラス代表として知り合った。
体育祭はもう一週間後で、今日の放課後はみんなで小道具を作る予定だ。
「じゃ、放課後頑張ろうね！ばいばーい！」
『失礼しま…じゃなかった、うん、ばいばい！』
頭を一撫でして、2年の教室へと向かっていく陽先輩。
私は撫でられた頭に熱が集まるのを感じつつ、自分の教室へ向かうのだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『えっ、団長さんお休みなんですか？』
「そうそう！塾の補修みたいで…謝ってた。」
『あ…そうなんですか。』
団長さんは、もちろん3年生。
大学受験もあるし、勉強に忙しいのだろう。
となると、今日の作業…
「あれ、Aちゃん1人？」
『はい、団長さん、塾の補修だそうで…』
「えぇー…ま、頑張ろ！」
『はい！……あ、あぅ。』
私は、昔から敬語が常で、どうにも抜けない。
「んー…あ、そうだ！こっちおいで！」
『え…あ、うん。』
陽先輩の隣へ行くと、腰を引き寄せられた。
そして、床に胡座をかいていた陽先輩の足の中に収まった。
『な、な、何して…！？』
顔が熱い。
今、本当に真っ赤になっているだろう。
そして、私のお腹に手を回し、ぎゅーっと抱きしめられる。
『や、ちょ、やめてくださっ…』
「タメで話してくれるまでやめなーい。」
肩に顔を乗せ、片手でスズランテープを引き寄せ、ポンポン作りを始める。
『え、えっと…やめてよ…？』
「そう！それね、それ。」
ニコッと笑ったにも関わらず、手は離れず、スズランテープを裂いている。
『あ、あの…私も、やるよ？』
「おー、出来てる出来てる！よっし、一緒に頑張ろー！」
『えっ、このまま？』
「嫌？」
『だ、だって、重いでしょ…？』
「軽い軽い！」
…結局、押し切られてしまってそのまま2人でポンポン作りした。
My sweetest…*葉月 陽*→←without you !!*皐月 葵×卯月 新
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柿逢@みうる。 - 陽くんの、ドキドキが止まりませんでした！余裕たっぷりな陽くんが素敵すぎますね…！！股ﾄﾞﾝとかされてみたいですね(変態) そしてGenau!が好き(突然) (2015年7月23日 5時) (
レス) id: 11a84e1911 (このIDを非表示/違反報告)
紫鶯 - あわぁああああ！！吐血して良いですか！？(ゲホッ)病み始マジイケメン！！勿論、春聖母(笑)ホントここに文才の神居るわ……(笑)ありがとうございます！また良ければリクエストさせて下さい(*´∇｀*) (2014年8月4日 3時) (レス) id: 8f41f4df89 (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - いえいえ<m(__)m>私も変な言い方してしまってすいませんでした。これからも応援させてください<m(__)m>続編楽しみに待ってます<m(__)m>＾＾ (2014年8月1日 15時) (レス) id: a39f8fa092 (このIDを非表示/違反報告)
藍華(プロフ) - なでっ子さん» すみません、それは単なるミスです…申し訳ありません！ (2014年7月31日 16時) (レス) id: a2cd4c3dee (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - あ、そうじゃなくって、二話では始なのに。一話では新なんです (2014年7月31日 14時) (レス) id: 00c2e06e02 (このIDを非表示/違反報告)
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