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平凡少女の憂鬱*睦月 始* ページ36

『あ、えっと…その節は、どうも……?』

「なんで疑問系かはあえて聞かないが、今はそういう話をしたいんじゃない。」


じっと私の目を見据える。

なんだか威圧感のようなものを感じて、思わず目を逸らした。

すると、顎に何かの触れる感触。


「ちゃんと、俺の目見て答えろ。」

『ひゃぇっ!?』


私の顔を強引に向かい合わせると、至近距離でそう言った。

なんというか…心臓に悪い。

顔に熱が集まる。


「…もう一度聞く。俺のことが嫌いなのか?」


私は意を決して、口を開いた。



『……嫌いでは、無いですよ?もちろん…。


…私、見ての通り平凡で、取り柄も無くて……


やっぱり、色んな人に、言われちゃって……


私……ほんと、に……相応しいの、かな、って……。』



最近、女子からの呼び出しが増えていた。

やっぱり、慣れないことに精神的なダメージはおおきかったようだった。

ポロポロと堰を切ったように溢れ出す涙。

袖はあっという間に濡れそぼった。

そのとき、視界が暗くなった。


「悪かった。気づいてやれなくて。」

『そ、んな…睦月さんは、悪く…』

「いや。俺が悪い。」


きつく、抱き締められる。

涙に濡れた頬が、睦月さんの制服にあたってしまう。

慌てて顔を離そうとすると、後頭部を胸板にぐっと押し付けられる。


『よ、ごれちゃい、ます…』

「良いよんなもん。」


耳に、息がかかる。

肩が震える。



「……もう絶対…悩ませたりしないから。

あと。俺はお前以外に惹かれた女なんていねぇよ。」


私は、耳まで真っ赤になった。

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蓮様、いかがでしたでしょうか?

もう本当駄作ですみません((土下座

良かったら、またリクください!!

without you !!*皐月 葵×卯月 新→←平凡少女の憂鬱*睦月 始*



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柿逢@みうる。 - 陽くんの、ドキドキが止まりませんでした!余裕たっぷりな陽くんが素敵すぎますね…!!股ドンとかされてみたいですね(変態) そしてGenau!が好き(突然) (2015年7月23日 5時) (レス) id: 11a84e1911 (このIDを非表示/違反報告)
紫鶯 - あわぁああああ!!吐血して良いですか!?(ゲホッ)病み始マジイケメン!!勿論、春聖母(笑)ホントここに文才の神居るわ……(笑)ありがとうございます!また良ければリクエストさせて下さい(*´∇`*) (2014年8月4日 3時) (レス) id: 8f41f4df89 (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - いえいえ<m(__)m>私も変な言い方してしまってすいませんでした。これからも応援させてください<m(__)m>続編楽しみに待ってます<m(__)m>^^ (2014年8月1日 15時) (レス) id: a39f8fa092 (このIDを非表示/違反報告)
藍華(プロフ) - なでっ子さん» すみません、それは単なるミスです…申し訳ありません! (2014年7月31日 16時) (レス) id: a2cd4c3dee (このIDを非表示/違反報告)
なでっ子 - あ、そうじゃなくって、二話では始なのに。一話では新なんです (2014年7月31日 14時) (レス) id: 00c2e06e02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍華 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年6月24日 17時

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