360：泣きそう ページ10
チャンミンは僕の少し後ろを歩いてくる。
「ユノさん チャンミンさん！」
スタッフが車のドアを開けて待っていた。
「あ、チャンミンさん これ...」
「マネージャーさんがお渡しするようにって。」
紙袋を渡した。
「...ああ、すみません。ありがとうございます。」
それから、宿舎に着くまでチャンミンは黙ったままだった。
僕も 何となく話しかけなかった。
車を降りて部屋に着くと、すぐに自室に向かった。
「チャンミン！」
僕が呼ぶ声に一瞬立ち止まって顔を向けようとしたけど、
そのままドアを開けて入って行ってしまった。
僕が言うことがわかったのだろう。
『どうして？』
こう聞かれるのがわかって、答える気もなかったんだと思う。
チャンミンは、言う時が来たら自分から話すから。
僕は、もう何も聞かなかった。
細身のデニムパンツを脱ぎ捨てて、スウェットを履く。
ベッドに転がって一息ついた時。
ｶﾁｬ ｷｨｨ...。
小さな音をたてて、ドアが開いた。
「...ヒョン」
「ん？どうした？入れよ。」
チャンミンはそーっと遠慮するように入ると、
僕が脱ぎ捨てたままのパンツを拾って椅子にかけた。
いつもなら『だらしない！』と一喝入るところ。
「...ケガをした方の病院に行きたいんです」
「気持ちはわかるけど、今は無理だろ」
「救急車呼ばれちゃったから...マスコミも騒ぐよ」
「...傷害事件。ですよね...」
「いや、『自分の不注意で階段から落ちた』って。」
「ケガをした人もそう言ってたらしいよ？」
「和解で終わると思う」
「でも」
「今日は、止めておこう。」
「チャンミンも疲れてるだろ...な？」
「...はい」
チャンミンが突然街中に現れたものだから、
夕方の買い物客が驚いて集まるのも無理はない。
誰かが、『彼女とデート中なの？』と言ったらしい。
チャンミンは思わず振り向いてしまって。
そこに熱狂的なチャンミンペンがいた。
チャンミンに触れたい一心で人をかき分け...
...まあ、ぶつかり合いから喧嘩に。
とばっちりで、１人の女性が階段から落ちてしまった。
「...僕のせいだ」
チャンミンは泣きそうな声で言った。
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あっきー - ユナさん 耳が弱点ですか！ ９に進むのに、少し時間がかかります。長期的に忙しい時期に入る頃なので。今週中には！ (2010年9月7日 1時) (
レス) id: 658ece7d5b (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - 「ギュッと後ろから抱きしめられて耳にかかる吐息。」・・・抱きしめられるのは何度でも抱きしめてくれ〜！！なのですが、「耳に吐息」はたえれません〜。耳、弱いです(笑） (2010年9月4日 21時) (レス) id: a122ecdddc (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - 和美さん この後、順調に終わるはずは・・・ないですよね(笑) チャミくんを、応援してください。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みしょさん うーん。なんだかみしょさまの心配が・・・当たってしまいそうな？(笑) (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みつよ☆さん チェガン様に、たーんと萌えてください。あはは。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
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