389：病室 ページ39
マネージャーがノックしてドアを開ける。
ベッドで体を起こして本を読む女性、パク ウンヨンさん。
その女性と目が合った。
「初めまして シム チャンミンです」
「シア ジュンスでーす」
「ヒョン！仕事じゃないんだから！キムだよ、キム！」
「あっ ああ！キム ジュンスです すみません あっはっは」
「ヒョン！病室では大きな声で笑うな！」
「...もう うっるさいなぁ 相変わらずだな、お前は」
「ヒョン パクさん引いてますよ？」
「良いんですか？シアペン１人減りましたね」
「うわっ そうですか？ひいてますか？」
「...パクさん、目を開けて寝ていますか？」
強張った顔だったパクさんが、ようやく笑った。
「初めまして パク ウンヨンです」
「まさかチャンミンさんご本人が来てくれるなんて...」
「しかもジュンスさんまで...」
「この度は本当に申し訳ありませんでした」
「ヒョンのファンだと聞いたので元気づけに...」
「でも逆に疲れちゃうかもしれませんが...」
「チャンミン！うるさい！」
「だから声が大きいんだよ！」
「お前の今の声だって相当大きかったぞ！」
マネージャーが一声、『いい加減にしろ』。
そして電話してくると出て行った。
パクさんは一部始終見て、クスクス笑った。
「見ているだけで元気になれますよ」
「決してチャンミンさんのせいじゃなけれど...」
「怪我してお会いできるなんて不幸中の幸いですね(笑)」
病室に入った時綺麗な人だと思ったけれど、
笑った顔が思った以上に可愛いかった。
「あ、お茶飲みますか？」
パクさんはそう言ってベッドから降りようとした。
「いや、いいです 気にしないでください」
「パクさんは安静にしていてください」
「そうですよぉ！僕喉乾いてないし うはは」
ヒョンの顔を見て、またクスッと笑った彼女。
「片腕が使えないだけですから」
「歩くぐらいへっちゃらなんですよ」
「検査かねて入院しただけで明日には退院ですから」
そう言ってベッドから降りた瞬間。
パクさんは、ずり落ちたタオルケットを踏んでつまづいた。
「「危ない！」」
ヒョンと僕の声が重なった。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あっきー - ユナさん 耳が弱点ですか！ ９に進むのに、少し時間がかかります。長期的に忙しい時期に入る頃なので。今週中には！ (2010年9月7日 1時) (
レス) id: 658ece7d5b (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - 「ギュッと後ろから抱きしめられて耳にかかる吐息。」・・・抱きしめられるのは何度でも抱きしめてくれ〜！！なのですが、「耳に吐息」はたえれません〜。耳、弱いです(笑） (2010年9月4日 21時) (レス) id: a122ecdddc (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - 和美さん この後、順調に終わるはずは・・・ないですよね(笑) チャミくんを、応援してください。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みしょさん うーん。なんだかみしょさまの心配が・・・当たってしまいそうな？(笑) (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みつよ☆さん チェガン様に、たーんと萌えてください。あはは。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
