387：卒業後 ページ37
２１時過ぎ。
「そろそろ御暇します」
Aさんが立ちあがった。
「今タクシー呼ぶから待ってなさい」
パパが電話に向かう。
女性３人は、ソファに座ったまま。
「そうだ、新しいマンションは無理に探さなくていいわよ？」
「ずっとうちにいたらいいのに」
「いえ、そういうわけにはいきません」
「だって、今のマンションは記者が来るんでしょ？」
「うちにいて、昌樹がいれば少しは安心できるじゃない」
「そのうち記者も来なくなりますし...」
「私達は今年いっぱいは韓国にいるし、好きに使って頂戴ね」
「帰国する頃には、もう家族になってるかしらね ふふふ」
サラッとママが言った。
「えっ！？今年いっぱいで帰国？」
驚く私に、ママが言い放つ。
「今に知ったことじゃないでしょ？父親の任期。」
「えっ！？でも...ええ？私まだ２年...」
「うん。あなたはちゃんと卒業しなさいね」
「えっ １人で韓国に残るの？」
いずれ日本に戻る。
わかってはいたけど、韓国に慣れ過ぎて...
「ちゃんと在学中に卒業後の事を決めておきなさい」
「日本も韓国も、簡単に就職できるものじゃないからな」
電話から戻ってきたパパが、口をはさんだ。
卒業後...
急に現実を突きつけられた気がした。
これと言ってやりたい事がない、ありふれた２０代の私。
このままじゃいけないのはわかってる。
だけど...
世の中、興味があることを職に出来る程甘くはない。
目の前で笑うAさんが羨ましく感じた。
同時に浮かんだチャンミンの顔。
大きな夢を叶えつつある彼らに関わって、私も同じ夢に乗っかっているかのにような錯覚に陥っていたのかもしれない。
ユチョンさんも、ジュンスオッパも同じ。
いつもフレンドリーに笑いかけてくれるけど...
努力して掴み取った栄光がある。偉大なんだ。
そんな彼らを思って、一瞬すごく遠く感じた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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あっきー - ユナさん 耳が弱点ですか！ ９に進むのに、少し時間がかかります。長期的に忙しい時期に入る頃なので。今週中には！ (2010年9月7日 1時) (
レス) id: 658ece7d5b (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - 「ギュッと後ろから抱きしめられて耳にかかる吐息。」・・・抱きしめられるのは何度でも抱きしめてくれ〜！！なのですが、「耳に吐息」はたえれません〜。耳、弱いです(笑） (2010年9月4日 21時) (レス) id: a122ecdddc (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - 和美さん この後、順調に終わるはずは・・・ないですよね(笑) チャミくんを、応援してください。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みしょさん うーん。なんだかみしょさまの心配が・・・当たってしまいそうな？(笑) (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みつよ☆さん チェガン様に、たーんと萌えてください。あはは。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
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