385：声が聞きたい ページ35
ようやく街に繰り出した。
昌徳宮に行きたいと言うAさん。
数ある遺産の中でもなぜ選んだかは謎。
でもなんとなく『昌�Α戮痢愍察戮世�ら...
なんて中学生の初恋みたいなことを考えていると、
そのチャンミンから電話が来た。
日本語で話すガイドさんの話も聞かずに、
ただ大勢の日本人韓国客について歩く。
Aさんはカメラでパシャパシャと写真を撮りまくってる。
『なんだか騒がしいな 日本語？』
「あ、わかる？さすが耳が大きいだけあるね」
『耳は関係ないだろ！』
「そうかな？音を拾いやすいんじゃない？あはは」
『ったく... いつからそんなに憎まれ口をたたくようになったんですか？』
電話の向こうでチャンミンが呆れていた。
「で、何か用だった？今は昌徳宮に来てるんだ」
『はぁ？なんでまた...』
「Aさんが韓国に来てるから観光中」
「チャンミン、何の用もないのに電話かけてきたの？」
『ほぉ... 朝っぱらから電話してきたのはどこの誰？』
「あはは あれはモーニングコールだから意味あるよぉ！」
『じゃあ、僕もAの声を聞きたかったから意味あります』
案の定、照れてしまう私。
そんな私を見透かしているかのように、
チャンミンが鼻で笑ったのがわかった。
「あっ チャンミン、Aさんと話す？」
『...え、いい。遠慮しておく。』
「なんでよ？昨日ユチョンさんも会ったんだよ？」
『ヒョンは元恋人同士だからいいんだよ』
『僕は話す必要もないし、第一面識が全くない』
「...あー そう言えばAさん言ってたわ」
『何？』
「チャンミンに『嫌な女』だって思われてるって」
「『ヒョンを弄ぶそうな女』だと思われてるって」
『...あながち、間違ってないよね？』
「何も知らなかったらそう思うかもね」
「でも、今は違うでしょ？」
『んー...』
「私のお義姉さんになるのに...」
『わかった！また今度紹介してよぉ！な？』
『じゃ、声聞けてよかった！またね〜』
チャンミンは電話を切った。
バツが悪かったのだろう。
だけどチャンミンはもうわかってるはず。
だから私は和やかな気持ちのままだった。
『声を聞きたい』がこんなにも嬉しいんだ。
そう思ったのは初めてだったかもしてない。
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革ベルト
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あっきー - ユナさん 耳が弱点ですか！ ９に進むのに、少し時間がかかります。長期的に忙しい時期に入る頃なので。今週中には！ (2010年9月7日 1時) (
レス) id: 658ece7d5b (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - 「ギュッと後ろから抱きしめられて耳にかかる吐息。」・・・抱きしめられるのは何度でも抱きしめてくれ〜！！なのですが、「耳に吐息」はたえれません〜。耳、弱いです(笑） (2010年9月4日 21時) (レス) id: a122ecdddc (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - 和美さん この後、順調に終わるはずは・・・ないですよね(笑) チャミくんを、応援してください。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みしょさん うーん。なんだかみしょさまの心配が・・・当たってしまいそうな？(笑) (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - みつよ☆さん チェガン様に、たーんと萌えてください。あはは。 (2010年9月3日 21時) (レス) id: ce9db05537 (このIDを非表示/違反報告)
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