336：切なげなキス ページ36
エレベーターのドアが開くと、
チャンミンが部屋のドアを開けて待ってるのが見えた。
黙って、彼の前まで歩く。
顔をあげると、真っ直ぐな瞳が私を見降ろしていた。
「...おはよ」
「うん、おはよう」
「突然 こんな時間に来たりしてごめんね」
「起きる頃かと思ったから、これ...」
こんな状況にふさわしい言葉が見つからなくて...
出ない言葉に代わって、涙が出そうになる。
緊張して、チャンミンの顔が見られない。
私は黙ってエコバッグを差し出した。
「...何？これ。」
「朝食。毎日暑いから、一応スタミナ料理のつもり」
「....」
口数の少ないチャンミン。
やっぱりまだ怒っているのかな。
すると私の手から、バッグが浮いた。
チャンミンをチラッと見ると、
バッグを手に取って それをじっと見ている。
「...サプライズ、したかったんだけど」
「なんだか あまりうまくいかないものだね」
「本当に、お邪魔しました。じゃ...」
私はチャンミンが何を言い出すかが不安で、
その場から離れたいと思った。
「待って！」
チャンミンに腕を掴まれて、ビクっとした。
「あ... ごめん。とりあえず、入ってよ」
手を離したチャンミンは、ドアを大きく開けた。
「...それ渡したかっただけだから、いい。」
「いいからっ 帰らないで！」
体でドアを抑え 私の方に腕をまわして、
少し強引に私をドアの中に入れた。
「...来てくれるなんて思わなかったから嬉しい」
「昨日のメール、このことだったんだ」
玄関で、片腕で抱きよせられたまま。
チャンミンは私の顔を覗きこんで、小さく話しかける。
「...何も出来ないから、これくらいしか」
「チャンミン、いつもありがとう」
そう言うと、
私の言葉に キスで返してくれた。
触れるか触れないかの、切なげなキス。
お互いが慎重になっていることを物語っているようだった。
『怒らせたくない、怒りたくない』
ラッキーアイテム
革ベルト
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あっきー - みしょさん ズンちゃんの癒し笑顔、ユチョンの癒しの笑顔に負けませんよね(笑) いや、全員それぞれタイプが違うから、１番とか決められないけど。(笑) (2010年8月17日 11時) (
レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ゆちょまなさん ただいま！また、温かく見守ってやってください。 (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ちゃなさん チャンミン・・・・。そうですよね。ありがとうございます。頑張ります。 (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ＨＩＲＯさん 揺れまくりです(笑) ありがとうございます。これから書きます！ (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ＫＴさん 無意識にジュンちゃんびいきに書いちゃっているかなぁ・・・と思ったり(笑)そろそろ、どうにかしなくちゃ。 (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
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