327：普通に彼女 ページ27
−昨日−
帰宅後 チャンミンからの不在着信に気付く。
チャンミンが何度もかけてくることはなかったから、
チャンミンに何かあったのかと思った。
私は彼に電話をかけ直した。
『...はい？』
低く、冷たい声がした。
「チャンミン どうしたの？何かあった？」
「大丈夫なの？」
『...ハァ A、何の心配をしてるの？』
「えっ...」
『こんな時間まで電源切ったままで何してた？』
「...病院に」
『さっきジュンスヒョンと帰って来たんだってね』
『ヒョン達と会っている間、僕のことどうでもよかった？』
『ユチョンヒョンが元気なら、それだけでよかった？』
「そんなことないよっ」
『そんなことないなら なんで電話もくれなかった？』
『行く前に、あんな雰囲気になってたのに』
『僕のこと 口うるさい男だとでも思ってた？』
「...そんなこと思ってない」
「でも、電話に出なかったのは、ごめんなさい」
チャンミンが電話の向こうで怒っている。
恐いんだよ...
『僕 Aが何考えているかわからない』
『僕の中ではどんな女優よりもAが一番だったのに』
ここで、久々に私に『怒り』と言う感情が...
「周りの女優と比べるって...何？」
「結局チャンミンは私との間に隔たりを感じてるんだ...」
「芸能人の自分の方が上だって思ってるんだぁ」
思いっきり嫌味を言ってしまった。
チャンミンは、こういう本気で嫌味を言う人は嫌い。
『...僕はぁ...』
私の言葉に、何か気付いたように黙り込んだ彼。
多分 図星だったか、自分の感情に気付いたか。
「チャンミンが私なんかを想ってくれてること、」
「現実味がなくて、付き合ってることも実感がなかった」
「私はチャンミンとの間に格差みたいなもの、感じることがある」
「だけど 釜山で モテるチャンミンについて嫉妬して」
「ああ、私は普通に嫉妬もする彼女なんだって思ったの」
『...ごめん 頭冷やす』
『ヒョンにヤキモチやいただけだ ごめん』
チャンミンはそれだけ言うと、電話を切ってしまった。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あっきー - みしょさん ズンちゃんの癒し笑顔、ユチョンの癒しの笑顔に負けませんよね(笑) いや、全員それぞれタイプが違うから、１番とか決められないけど。(笑) (2010年8月17日 11時) (
レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ゆちょまなさん ただいま！また、温かく見守ってやってください。 (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ちゃなさん チャンミン・・・・。そうですよね。ありがとうございます。頑張ります。 (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ＨＩＲＯさん 揺れまくりです(笑) ありがとうございます。これから書きます！ (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - ＫＴさん 無意識にジュンちゃんびいきに書いちゃっているかなぁ・・・と思ったり(笑)そろそろ、どうにかしなくちゃ。 (2010年8月17日 11時) (レス) id: d38dbda38d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
