279：強さ ページ29
Aが店を出て行った後、
残された僕はへムルタンをつつく。
「あははは 彼女が心配かい？」
「いえ...あ、はい」
Aのことは勿論心配で仕方ない。
しかし、僕１人で事の対処できないこと...
Aを守ってやれないこと...
すごく不甲斐なくて、情けなかった。
「あっはっは〜 どっちなの？」
「あ〜 若いっていいねぇ」
「ハハハ...」
ビールを、すする。
「大丈夫だよ あの人はテコンドーの達人なのよ」
「若い頃は全国で優勝したこともある」
「え？おじさん強いんですか？」
「全然そう見えないでしょ？」
「強さを自分の強みにしないところがあの人の良い所」
「男は誰かを想うことでいくらでも強くなるんだよ」
「はぁ...」
僕は無意識に大きく頷いていた。
いつもニコニコで陽気。でもテコンドーの達人。
ちょっとだけ、ユチョンヒョンみたい。
強さ...か。
「さっきよりまた増えたかな？」
おばさんの言葉に、外を見る。
確かに... ざっと１５・６人。
なんだか下手に動けないなと感じた。
少しして、おじさんが戻ってきた。
「おかえりなさい。ちゃんと送ってきた？」
「ああ、ホテルに入って行ったよ」
「エレベーターまで見送った」
「すみません ありがとうございます」
「気になさんな」
「こんなに注文してくれただけで嬉しいよ」
ズラリと、空になったお皿やグラス。
ハハハ...だって美味しかったんですから。
そしてAから電話があって、
ホテルの部屋に着いたと聞いて安心した。
さあ、ぼちぼち僕も帰りますか！
お会計を済ませる。
ご夫婦には裏口から出た方がいいと言われた。
でも...
僕は真っ直ぐにお店の出入り口に向かった。
「大変ご迷惑をおかけしました」
「本当に申し訳ありませんでした」
「「いいの いいの！」」
２人声を揃えてそう言った。
「料理もすごく美味しかったです」
「ごちそうさまでした」
「また釜山に来たらうちに食べに来てね」
「はい！絶対に来ます。」
「いつか、メンバーも連れてきますよ！」
「お！そりゃ楽しみだ！」
何回も頭を下げて、僕は店の外に出た。
ラッキーアイテム
革ベルト
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あっきー - 和美さん ジュンちゃん、重大発表ですな！うん！ (2010年7月26日 23時) (
レス) id: 730081ec28 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - けちょんさん チャミ様マンセー！ 更新、頑張ります！ありがとう！！！ (2010年7月26日 23時) (レス) id: 730081ec28 (このIDを非表示/違反報告)
和美 - 仕方ないっす〜〜！！ジュンちゃんなんだろ？？ (2010年7月26日 13時) (レス) id: 10e480d67a (このIDを非表示/違反報告)
けちょん - はじめましてぇ！！毎日毎日楽しみにしてます！！！チャミ様ﾏﾝｾーな私（笑）とても今幸せ(￣▽￣〃)更新頑張ってください！！ (2010年7月26日 1時) (携帯から) (レス) id: a096ee6ad4 (このIDを非表示/違反報告)
あっきー - 和美さん ユノをＫＹに描こうと思ってなくても、イメージで描くと結局ＫＹになってたり・・・(笑) ユノペンさんすみませんm(__)m (2010年7月23日 23時) (レス) id: a1c082249d (このIDを非表示/違反報告)
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