43：ホワイト チャンミン ページ43
チャンミンとAは、散歩をして、
公園近くの小さなカフェに入った。
「わ〜 ベーグルサンド美味しそう！」
Aがはしゃぐと、店員が話しかけてきた。
「日本から来られたんですか？」
「わぁっ 日本語上手いですね〜」
チャンミンが言う。
「あははっ 私は日本人なんですよ。」
チャンミンは『ああっ』と言って苦笑した。
少し照れてしまうチャンミンさんも、可愛いな。
「夫が韓国人で、６年前に結婚して移住してきたんです。」
「日本では調理師だったので、こっちでお店を...」
「そうなんだぁ〜」
「だから料理の味も、少し日本っぽいかな。」
「チャンミンさんは何にします？」
「えぇと〜 有機野菜の辛口カレーと〜」
「ケイジャンチキンのサンドウィッチとアボカドサラダ。」
「フォンダンショコラと、あとアイスコーヒー下さい。」
目が点の私と店員さん。
「あははっ 彼、すごい食べるのね。」
「私としては嬉しいわ〜」
「あはははっ」
私はベーグルサンドを頼んで、料理を待った。
「噂通り、よく食べるんですね〜」
「あぁ〜 生きるためですから。」
「あはははは〜 そうですね^^」
店内は茶色・ベージュ系の家具に、
洒落たインテリアが並んでいる。
静かな音楽が心地よくて落ち着いた雰囲気。
窓からは木々と共に湖が見えた。
「こんなとこ知りませんでした〜」
「ははっ 実は〜僕もなんでっすよねぇ〜」
「あまり〜 カフェとかは入らないので。」
「あ〜 そうなんですか。」
「味もですけどぉ〜『量』も大事ですね！」
「あははは！」
「でっも いいなぁ〜 こういう所も〜」
「Aさんと来れってぇ〜 よかったんですよ〜^^」
「ふふふふふ...///」
和やかな雰囲気のチャンミンさんは、
『チェガン』の代名詞は似合わなくて...
丸い瞳がとても優しくて愛らしくて、
キラキラとふわふわが混じった感じ？がした(笑)
もしや、これが『ホワイトチャンミン』なのかな？
すごく楽しくてドキドキで...
幸せすぎる時間を過ごさせてもらいました。
ラッキーアイテム
革ベルト
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