35：キスの意味は？ ページ35
それから、チャンミンと電話で話しながら帰ったA。
頭の中はユチョンのキスの意味を探していた。
次の日も、『なんだったんだろう...』が続く。
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「えぇぇぇーっ？ 何それっ！？ 」
カフェにミンジョンの大声が響く。
「...ちょっと、静かにしてっ...」
「ごめ...でも、キスなんて...いいなぁ〜」
「そこっ？？？？？」
「私もう、彼に関われないよ」
「多分ユチョンさんは覚えてないはずだから」
「えー つまんなぁい」
ほんっとにこの娘は...ﾊｧ
「だって、１人で舞い上がってたらバカみたい」
「恋になんて発展しないって、わかってるもん」
「でも、Aはユチョンオッパが好きなんじゃないの？」
「ｺﾞﾌｫｯ ...」
「ちょっと汚い〜」
「...ごめん、いきなり変なこと言うから」
「そうかな〜 私はそんな風に思えたんだけど」
「ないっ！ 絶対にそんなことないからっ！」
「芸能人に恋なんて、そこまでバカじゃないよ！」
...ふと思ってしまった。
不覚にも、このミンジョンの言葉によって。
ユチョンさんにはあのキスに意味なんてなくても、
私には意味のあることだったのかもしれない。
ある感情に気付くための...
「ま、いいけど〜 それよりよかったね」
「チャンミンにも会えちゃって」
「...うん、まあ...」
「Aばっかり良い思いしてる〜」
「大学で会っちゃうし、電話しちゃうしさ〜」
「...ごめん、私だってﾋﾞｯｸﾘだよ。」
「まあ、昨日誘ってくれたから許す！」
「また何かあったら絶対に誘ってよね！？」
「う...うん、もうないと思うけどね。」
「もーっ Aには夢がない！つまんなぁい！」
「ﾊﾊ...」
ミンジョンさん、その通り。
私は完璧な現実主義なのですよ...
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革ベルト
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