TVXQ Love Bye Love (ページ32)

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32：用心棒にもならない男ページ32

「あれ、ヒョン？」

「チャンミンさんですよね？」
「先ほどの、Aです。」

「あぁ～どうも。」

「今ユチョンさん道路でつぶれちゃってて...」

Aはキョロキョロっと人影を確認する。

「とりあえず、人はほとんどいません。」
「タクシーで近くまで来てるんですけど～」
「住所言ってくれないんです。」

「っはぁ～これだからユスは...」
「じゃあ、ヒョンの携帯から弟の番号を探して下さい。」
「『パクユファン』です。」

「はい。」

「ええと、僕からもユファンに一応伝えておきます。」
「それで迎えに来てもらって下さい。」

「あっはい。わかりました。よかった～」

「本当にごめんなさい。」
「僕が先に帰ってしまったから。」

「いえ、チャンミンさんのせいじゃないですよ。」
「お仕事ならば仕方ないですし。」

「うん、でも...」

「じゃあ、先に弟さんに連絡お願いできますか？」
「いきなりかけるのも、ちょっと...」

「そうですね、少し待ってってください。」
「あ... 今、そこ明るいですか？人いますか？」

「えっと、明るいけど人はあまりいません。」
「車もそんなに通ってないし...」
「ﾌｧﾝや記者は見当たらないとは思うんですけど...」

「そうじゃなくて... Aさんは、女性ですよ？」
「こんな時間に用心棒にもならない男連れて...心配です。」

「えっあぁ～優しいんですね、チャンミンさん。」
「ありがとうございます。大丈夫ですよ^^」

電話の向こうではにかんだチャンミンの顔が、
Aは、見えたような気がした。