28：聞き飽きた言葉。 ページ28
「あ〜悪いんですけど...」
「僕はそろそろ帰ります〜」
そう言ってチャンミンが立ちあがった。
「えええ？まだ何にも話してないよー」
「ユチョンとばっかりくっついてさっ！」
「...ヒョンが女の子にﾃﾞﾚﾃﾞﾚしてたんでしょ。」
「ったく。明日移動で朝早いんだよっ」
「そうなのかぁ〜」
「また時間ある時に会おうぜ！」
「ユノヒョンと、ジェジュンヒョンも！」
「出来たらいいけど、体裁的に...」
「今日もあんまり人に言わずに来たし...」
「うぅ...」
「まぁまぁ...またすぐ会えるさ。」
「そんな軟な絆じゃないだろ？」
言葉につまるジュンスに、ユチョンが語りかけた。
少し笑ってチャンミンがｳﾝｳﾝと頷く。
「今は複雑だけど、自分の出来ることをやろう。」
「それしかないんだよ。」
「自分のために自身を磨く、チャンスだと思おう。」
そう、東方神起を生んだあの事務所に、
僕がいれば『東方神起』は生き続けるんだ...
「...あのっ チャンミンさん！」
突然沈黙を破ったのは、Aだった。
ミンジョンは隣で涙ぐんでいる。
「...聞き飽きた言葉だとは思いますけど...」
「皆さんが、『東方神起』が、生き続ける限り、」
「私達はずっとずっと待ち続けます。」
「今はこんな言葉さえ、圧力なのでしょうけれど...」
「...ふっ 生のファンの言葉が聞けてよかった。」
「ファンが皆貴女みたいな人なら、幸せですよ。」
「皆同じ気持ちですよ！」
「だからファンでい続けるんでしょ？」
「...ありがとう。」
「既に沢山の愛を溢れるほどもらっています^^」
チャンミンの笑顔が優しくて、でも少し切なくて...
ユチョンはジュンスに寄り掛かって、
２人は可愛い弟を見つめていた。
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革ベルト
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