東さんの従姉妹(5歳児)は秋冬組に特に愛されています？【A3】 (ページ10)

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天使9 ページ10

side東
『やだ！いまがいい！』
Aが春組の朝練をみたいって駄々をこねているのは可愛いんだけど困ったな…
僕が悩んでいた時にカントクの声が聞こえた。
い「？Aちゃんに東さんどうかしたんですか？」
東「おはよう。カントク。実は…」
僕はカントクに事情を話すとカントクは稽古を見せてくれることになった。
それにしてもAがあんなに興味を抱いたのはいついらいかな…なんだか。嬉しいな。僕はそう思いながら稽古場に入った。中に入ると予想通りに春組のみんながいた。
咲「あっ！おはようございます！カントク！それに、東さんとAちゃんも」
『おはよー。さくや、ますみ、つづる、いたる、しとろん！』
東「おはよう。実はAがみんなの演技見てみたいらしいんだけど見学してってもいい？」
咲「はい！もちろんです！あっ、でもアリスは今日から読み合わせで…」
い「じゃあ、ロミジュリやろうか！読み合わせはその後にすればいいし！」
咲「はい！あっ、皆さんはそれでもいいですか？」
真「俺は監督がいればそれで十分。」
綴「俺も大丈夫だぞ！」
シ「ハヤクミセタクテワキワキシテルヨー！」
至「ワクワクな。うん。俺もいいよ」
い「じゃあ、決まりだね！さっそくはじめようか！」
Aは今か今かと目を輝かせている。かわいい。
咲「お待たせしました！さっそくはじめますね！」
東「A、楽しみだね。(にこっ」
『うん！たのしみ！』
春組の演技が始まるとAは瞬きもしないほど集中してみていた。その姿をみて僕はもし、Aが演劇を始めたいって言ったらきっと紬や丞みたいに演劇バカになるのかなと期待を膨らませながらみていた。
気づいたら終わっていて、Aの笑顔と春組みんなの笑顔をこっそりとカメラに収めて、みんなに御礼を言った。
『あずま、ねむい…』
東「僕の部屋に戻ってもう少しだけ寝ようか(にこっ)じゃあ、みんなありがとうね。ロミジュリ、とってもよかったよ(にこっ」
そう言って、眠そうなAを抱きかかえて部屋に戻った。
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