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｢おはようございます！｣
出社してすぐ、課長のデスクに用意された提出書類用の箱の中へ今回の出張の報告書を入れる
課｢佐伯と板谷、ちょっといいか？｣
その数分後に出社して来た課長に会議室に呼ばれ、タカと目を見合わせてから課長の元へと向かった
課｢どうだった？福岡は｣
｢課長、この度はご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした！
先方の担当者とお会いして、お詫びして参りました｣
課｢そうか。旨いもん食ったか？｣
｢え？えぇ、テレビを頂きました｣
課｢はっ？テレビ！？｣
｢えぇ、福岡名物のテレビを…｣
孝｢テレビ食ってどうすんだよ！水炊きだろ！笑｣
｢あたし今テレビって言った？｣
課｢おいおい……まぁあれだな、お前ちょっと働きすぎなんだよ。たまには恋愛でもしろよ？な、板谷？｣
孝｢はい。俺もそう思います｣
課｢だろ？佐伯、いい人居ないなら見合いでもするか？カミさんに言やあ一人や二人すぐ…｣
｢課長！何を朝からおっしゃってるんですか！｣
孝｢課長、見合いは結構です。俺が立候補してますから｣
｢なっ……タカ！｣
課｢おぉそうか！どうだ、モノに出来そうか？｣
孝｢自信はあります｣
課｢ははっ！そりゃあ頼もしいな！！で、どうなんだ佐伯？｣
｢…もう！お話がないなら仕事に戻らせて頂きます！｣
タカと課長が談笑を続けていたけれど、付き合い切れないと会議室を出ると、ミーちゃんが心配そうに廊下に立っていた
ミ｢あっ…すみませんあたし…｣
慌てて立ち去ろうとするミーちゃんを呼び止めると、今にも泣き出しそうな彼女の表情に胸が痛んだ
｢ミーちゃん…今話せる？｣
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革ベルト
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作者名：紗愛(サラ) | 作成日時：2012年1月17日 8時
