今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:74,201 hit
小｜中｜大
○49○ ページ11
―孝則Side―
まさか…
いやでも…
まるで何事も無かったかのように残業をするAを残し、半信半疑のまま向かった先は、Aの家の近所にある二人でよく行く小料理屋だ
昨日から、あれこれ考えていた時にふと思い出したことがある
それは、いつだかAが救急車で運ばれた時の事だった
．
あの日、ミーちゃんに引き留められた日…
俺が遅れてあの店に着いた時
つまり、Aが救急車に乗せられていた時
確かあの場には、女将さんと大将、数名の中年男性客…
そして、心配そうにAを見つめる帽子を被った若い男がいたはずた
女将さんの話だと、その若い男が倒れたAを抱き留めて救急車を呼んでくれたとか…
．
もしあれが…
．
だとしたら、メモに書かれていた｢あの店｣とは、あの小料理屋に違いない
．
．
．
柄にもなく緊張してる自分を落ち着かせようと深呼吸をしてから店の引き戸を開けると
女｢いらっしゃいませ、あら！久しぶりね？｣
と女将さんの明るい声が響く
孝｢こんばんは、先日はAがご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした！｣
女将さんに向かって…
いや、視界の隅に捕らえている姿に向かって力を込めそう言うと、カウンター席の１番端に座っていた丸まった背中がビクンと動き、ゆっくりとこちらを向いた
．
．
．
やっぱり
．
やっぱりな…
．
．
．
．
嵐の大野智だったか…
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗愛(サラ) | 作成日時：2012年1月17日 8時
