○９○ ページ9
―智Side―
大｢寝みぃ…｣
櫻｢智くんおはよ｣
大｢んー…｣
雅｢あれ？リーダー、ポケットからなんか落ちたよ？メモ？
『大野さん、昨日はありがとうございました』だって！｣
櫻｢何、女？｣
雅｢字が女子っぽい！｣
大｢あぁ、ただの当たり屋｣
和｢当たり屋！？あなたぶつけられる車ないでしょうが｣
大｢なんかいきなりぶつかって来たんだよ。しかも２回も…｣
雅｢えっ？どういうこと？｣
大｢カサあげるつったのに｣
櫻｢智くん？｣
雅｢とりあえずこれ返すね？｣
大｢いらね。相葉ちゃん捨てて｣
雅｢えっ？いいの？｣
大｢うん。いらね。あー寝みぃ…｣
雅｢じゃあオレがバスケ部の実力見せちゃおっかな♪
ここから入口にあるあのゴミ箱に…とぅっ！｣
和｢はいハズレ！｣
雅｢ちょっニノがオレ投げた後ゴミ箱動かすからじゃんかー！｣
和｢長い足が当たっちゃったんすよ｣
櫻｢ははっ！ニノらしいな！｣
松｢おはよーってオイ！ゴミくらい普通に捨てろよ！｣
和｢はい相葉さん怒られたー！｣
雅｢ニノずりぃよ！だってね、リーダーが捨てろってね、｣
松｢つーかこれゴミじゃねぇじゃん。手紙？｣
大｢んー、おれいらねぇの｣
松｢なら自分で捨てろよ｣
櫻｢松潤？｣
松｢せっかく人に貰った手紙捨てんなら、人に捨てさすのって良くなくない？
せめて自分で捨てろよ｣
和｢はいおじさんも怒られたー！｣
大｢…ぁかったよう｣
松｢はい｣
智｢…ん…｣
雅｢リーダー？捨てないの？｣
大｢だって…｣
櫻｢ん？｣
大｢そーゆーこと言われたら捨てらんねぇじゃん…｣
．
．
あん時
松潤の言うこと聞いて良かったなって
今なら思う
．
．
だって
Aが初めてくれたあの手紙はさ
今でもおれの
．
．
．
宝物だもん―――
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：紗愛(サラ) | 作成日時：2012年1月2日 22時
