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｢ん……？｣
？｢目ぇ覚めた？｣
｢えっ…｣
？｢良かった…顔色良くなって…｣
｢…タカ…？｣
孝｢ここ病院。お前急に気失っちゃって、救急車呼んだんだよ。念のため今夜は休んでけってさ。課長にはもう連絡しといたから、明日は仕事休め。な？｣
｢そうだったんだ…ごめん、迷惑掛けて｣
孝｢いや、俺の方こそ…体調万全じゃないのに誘ったりしてごめんな。しかも行くの遅くなっちまったし…｣
｢ううん、気にしないで！｣
孝｢ありがとうな…A｣
｢ねぇタカ…？｣
孝｢ん？｣
｢あたしが気を失った時ってさ…支えてくれたの…タカ？｣
孝｢えっ？あ、あぁ…｣
｢そ…っか…｣
孝｢A？｣
｢あ、話って何だった？｣
孝｢いや、こんな状態で話せねぇしまた今度でいいから｣
｢そう？ごめんね？｣
孝｢いや…やっぱ今だからこそ…｣
｢えっ？何ボソボソ独り言なんて言っちゃって！｣
孝｢いや…あのさ…っ！俺…さ…｣
｢ん？｣
孝｢俺さ…ずっと…｣
―♪―
｢あ、ごめん携帯鳴っちゃった！電源切らなきゃだよね？バッグ取ってもらってもいい？｣
孝｢あぁ…はい｣
｢ありがとう！あ、メールだ…ちょっと見ちゃお♪｣
孝｢なぁA…｣
｢嘘…っ…告白した！？｣
孝｢ちょっといいから聞けって｣
｢ミーちゃんてタカの事好きだったの！？｣
孝｢はっ！？何で…！？｣
｢ミーちゃんから、『板谷さんを引き止めちゃってごめんなさい』ってメール来たから…
そうだったんだ！全然気付かなかったわ…｣
孝｢…なんなんだよもう…｣
｢タカ良かったじゃん！｣
孝｢何が！｣
｢だって、ミーちゃん若いし可愛いし気が利くし、あとは…｣
孝｢全然良くねぇよ！俺はっ…！｣
｢…タカ…？どうし｣
孝｢俺はお前が好きなんだよ！｣
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作者名：紗愛(サラ) | 作成日時：2012年1月2日 22時
