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孝｢どうだった？医者｣
次の日出社すると、神妙な面持ちのタカに問い掛けられる
｢ストレスが原因じゃないかって｣
孝｢ストレス！？そんだけ！？｣
｢うん、それだけ｣
孝｢お前そんな繊細なタイプだったっけ？｣
｢それね、あたしも思う…笑｣
孝｢まぁたいしたことないんならさ、たまには飲み行くか！奢るよ？｣
｢いいよ！自分で払うから！｣
孝｢だーかーらー、そういうとこが可愛くねぇんだって！少しはミーちゃん見習えよ｣
｢うっさいわ！
あ！したらさ、ミーちゃんも誘お！｣
孝｢いやっ…！｣
｢え？｣
孝｢今日は…二人で良くねぇ？｣
｢なんで？｣
孝｢なんでって…ちょっと…話したいことあんだわ…お前に｣
｢なに、改まって。仕事の話？｣
孝｢まぁさ、アレだ。後で話すからさ、とりあえず今日は二人ってことで｣
｢ん、分かった｣
頬をポリポリ掻きながら、自分のデスクに戻るタカ
すると、ちょうど隣のデスクのミーちゃんがお盆にお茶を乗せて戻ってきた
ミ｢Aさん、良かったらお茶どうぞ｣
｢ありがとう！ミーちゃんはホント気が利くね！｣
ミ｢いえそんな！…Aさん…今日って暇ですか？ちょっと相談があって｣
ミーちゃんは、空になったお盆を抱きしめて、頬を赤らめ周りを気にするように小声で言った
｢あー…ごめん！なんかタカが仕事の話あるみたいでさ、今晩付き合うことになっちゃって｣
ミ｢板谷さんが…｣
｢来週で良ければ時間作るけど…ごめんね？｣
ミ｢いえ、大丈夫です！｣
｢そう？ごめんね、あのバカ、タイミング悪くて…｣
ミ｢バカだなんてそんな！｣
｢ミーちゃん？｣
ミ｢あの…もしかして…二人っきりですか？｣
｢え？あぁ、うん｣
ミ｢そう…ですか｣
ミーちゃんはそう呟いたきり、何も言わなかった
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作者名：紗愛(サラ) | 作成日時：2012年1月2日 22時
