7話 ページ9
千空
「科学の武器が登場したら、さいきょうのぼくがさいきょうじゃなくなっちゃう!
そう駄々をこねてるようにしか見えねえなあ司」
司
「うん。そう捉えて貰って構わないよ。
もし科学の武器を作り旧世代を蘇らせれば既得権益を求めて争い出し
たちまち汚れた世界へと逆戻りだ
それを食い止めるためなら俺が力で統べることも厭わない。」
千空
「んで、科学マンの千空はブチ殺すっきゃねー!と
ククク、お優しすぎる死刑判決に全米が泣くわ。
それに私は強いから大丈夫って言ってた癖になんで
人質になってんだよ」
私の首元にある石器を見据えながら言う千空くんに申し訳なくなってくる
『面目無い…』
司
「うん。でもその前に石化復活液のレシピを教えてくれないか?」
千空
「悪いが俺はテメーほどお優しかねえ
合理的にしか考えられねえタチでな
その女1人がどうしようが1mmも興味ねえよ
[ザシュッ]
首・・・着いてるよね?
司
「駆け引きは無駄だよ千空、
うん。だって君はAのことを
てめえとかじゃなく、
名前で呼んでるからどうでもいい訳では無いんだろう」
『助かっちゃったかもね
髪を切りたい時期だったし、
言っちゃだめだよ千空くん
復活液のレシピを聞き出さないうちは司くんは千空くんのこと殺せないんだから
私は全然大丈夫でも千空くんだけはみんなの未来のために死んじゃだめだ。
だから・・・足でまといになるくらいなら
バイバイ』
自身の左胸に石器を突き立てた
(良い子は真似しないでね)
千空
「馬鹿かてめーは!!!」
『嗚呼・・・さ・・・いごに・・・ゴホッ会い・・・たかったな』
千空
「会えるから諦めんな!」
その声を聞きながら意識は暗転した
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作者名:ある | 作成日時:2021年2月6日 5時