107話 準備 ページ10
場所は変わり、晴くんの研究室に
弦月
「仕事に巻き込んでごめんね」
『大丈夫!それよりなんで私も?』
甲斐田
「それが…」
長尾
「討伐なんだろ?だったら俺らだけで…」
弦月
「神様がいないとほかの国の人は気味悪がってしまうんだ。」
『…大変だね』
弦月
「眠くなる前に稲荷様からお預かりしている仮面と衣装があるし、
稲荷様自体が顔が露見していないことも幸いしてるんだけど…
体型は僕らでは誤魔化しきれないから…体型が似てるAにお願いしたいらしい…」
『わかった。出発はいつ?』
「「「準備出来次第!」」」
『oh…』
ーーー
神が着る神衣に袖を通す
『着替えたよーってなにしてんの?』
ゴソゴソと棚を漁っている晴くん
甲斐田
「ここにお薬があります。」
薄黄色の液体を私の目の前に掲げた
『飲めと。飲めと言うんですね。』
甲斐田
「渋ると思い、りんご味にしました。」
ドヤ顔で言う彼
『りんご!!飲む!』
弦月
「りんご結構すきだもんね
ちなみに何の薬か聞かないで飲んでも大丈夫なの?」
『晴くんが私に危ないお薬飲ませるわけないよ』
う"っと言って心臓を掴んで倒れた晴くんを跨いで
景くんが薬瓶に手を伸ばした
甲斐田
「飲むなよ長尾!!それに人を跨ぐなぁー!!」
長尾
「美味しそうだけど飲まない!はい!A」
小瓶を受け取る
『ありがとう景くん』
口に含むとりんごの味が広がり、すごく美味しかった
ポンッという音とともに視界が煙か何かで真っ白になった
甲斐田
「その薬はケモ耳としっぽが生えるやつ!今回は切れないように解毒薬を使わないと切れないお薬にしました!」
『おお?耳と尻尾生えたのか』
甲斐田
「成功だあ」
『てかなんで解毒飲まないといけないくらいの効力のやつ?』
長尾
「解毒持って帰れば黛さんに見せれるし喜ぶんじゃねえか?」
灰くんが喜ぶ様子が浮かび、しっぽがブンブンと勝手に動く。
『なんで…!?停まってしっぽ!!』
弦月
「嬉しそうw」
『恥ずかし…』
甲斐田
「じゃあ準備できたし行こうか」
「「おう!うん!」」
『景くん刀持ってこないの?』
長尾
「俺のもここにある!」
私の手を取り胸元に当てる
『いつも景くんを守ってくれてありがとうございます』
長尾
「…A急にどうした?」
『刀には魂があるらしいからね』
わっしゃわっしゃとなでられる
『髪ぐちゃぐちゃ!!』
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作者名:ある | 作成日時:2021年11月13日 17時