とある施設の職員さん4[2j3j] (ページ22)

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119話※過去(注意書き忘れてましたページ22

苦手な人は飛ばしてください

2話先行ってください

ぎゃく!た!い表現が含まれます。

できる限りやんわりですけど･･･ほんとに苦手な人は飛ばしてくだしあ

❅:*.。｡.*:❅:*.。｡.*:❅

黛
「お疲れ様皆」

甲斐田
「こんにちは黛さん」

長尾
「こんちはー!」

弦月
「こんにちは」

黛
「急にお呼びだてしてごめんね」

甲斐田
「大丈夫です。聞きたいことがありましたから」

黛
「あの子の……Aの過去について2人に話しておこうかと思って。弦月くんにはもっと細かい話を」

ーーーーー
11年前

Aが8歳で僕が12歳、ハヤトさんが19歳の時の話

いつも兄弟がいってしまうから人が出ていくのにも慣れてた。

黛
「A元気でね」

『うん!かいくんもハヤトお兄ちゃんも元気でねお電話するね!』

加賀美
「はい!待ってますよAちゃん」

撫でられると嬉しそうにして無垢な笑顔を向け

Aは最後まで手を降っていた

無機質に玄関が閉まった

後で後悔したよなんであの時手を振り返さなかったのかなって

それがAの最後の笑顔だった

最初の2、3日は電話が毎日来たけどそこからは連絡が来なくて電話をかけても親が出るばかりで彼女自身は出なかった

楽しいから連絡してこないのかと思って俺はいじけて電話することをやめた。

思えばそれがダメだったんだ。

それからだいたい1年後

「灰くん!こっち来て!!!Aちゃんが帰ってきたよ！！！」

黛
「へー。」

施設の子に連れられるまま行くとそこに居たのは

ハヤトさんに抱き抱えられたボロボロのAだった

黛
「A……?嘘だ…ハヤト…ねえ、ねえ…Aどうしちゃったの?」

『……』

加賀美
「……灰…できるだけAのそばにいてあげてください。俺はもう一度話をしに行って来ます」

そう言ってハヤトさんは大人を連れてもう一度出ていった

黛
「A、お洋服どうしたの?」

赤い何かで服が汚れていた。

『…』

なんでもないと首を振るだけで何も喋らなかった

とりあえず、先生を呼びに行こう。Aを早く見てもらおう

行く前より細くて小さな彼女の手を引き先生の元へ急いだ