118話おねむ ページ21
『何の匂い?』
黛
「花みたいな匂い」
『柔軟剤かな?』
ベットに座りながらゆっくりするのが日課だ
[Prr]
黛
「電話だ。少し出てくる。」
『ここで出てもいいよ?』
さっきの来てもだし…
黛
「すぐ戻るよ。大丈夫」
『うん…』
頭撫でてくれるけど無性に寂しい
黛
「少しだけだから待てる?」
しゃがんで目を合わせてくれた
『うん…まてるよ大人だもん…』
黛
「いいこ。」
行ってしまって数分
昔のことがフラッシュバックしてしまって、ボロボロ
『かぃ…ひとり…やだぁ…』
ふわっと大好きな匂いと温かさに包まれた
黛
「このまま話しててもいい?」
『ごめん……なさ…あのね…昔のこと思い出しちゃって…』
黛
「大丈夫だよ。
1人にしないから大丈夫。
俺もハヤトもそばにいるよ
甲斐田くんが、Aに薬あるかだって」
『ん。これ。』
黛
「不安定なのは副作用なんだって。少し強いののはずが強力なやつだったみたいだから飲んでだって」
『うん…』
飲むと最初と同じくりんごの味がした
黛
「座る?」
『お話の邪魔ならない?』
黛
「大丈夫どうせ甲斐田くんだし、Aのこと優先しても怒らないでしょ」
『ん。じゃあ膝借りる…』
膝に座って灰くんの胸板に顔を埋める
黛
「甲斐田くんAが不安定だから早めに要件聞きたい。
うん。
えっと…甘い花みたいな匂いなんの花だったかは分からないな
え。うん。うん。
わかった。今度来る時にお願いしてもいい?」
首の下をなでなでされるのはなんだか幸せで頭がぼーっとしてくる
『ぅ〜……』
黛
「A少しだけ俺のイヤホンつけてくれる?半分は心臓の音聞いててもいいからね
あと、眠いなら寝ていいよ」
『うん…』
とくっとくっとくっとくっ
落ち着く
(なんか依存してるみたいになってるかも……)
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作者名:ある | 作成日時:2021年11月13日 17時