とある施設の職員さん4[2j3j] (ページ6)

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103話ページ6

重い瞼をあげると灰くんの腕の中で、落ち着く温かさだからもう一度まぶたを閉じそうになったけど

待ち合わせの時間までどれ位か分からないから名残惜しいが

灰くんの腕から抜け出し、ベットから出てリビングに居る先生の元に行きおはようと言うと

「今日寝坊しちゃったね服ちゃんと着ておいで。肩見えてるよ」

と返ってくる

『うん…せんせぇ…』

部屋に戻ろうとくるっと踵を返そうとすると

甲斐田
「レアですね」

弦月
「これはおりな」

長尾
「俺みたい〜」

『とうじろくんありがt…えっ!!?みんななんでいるの!?』

いるはずのない人間の声が聞こえたし、なんならカーディガンを肩にかけてくれた

驚いているとスリッパの音が聞こえ先程まで包まれていた温かさが来た

黛
「A…行かないでy…どーも。」

抱きついてから来客がいた事に気づいたらしくバッと離れた

甲斐田
「黛さんなんか甘えたなんですね」

黛
「う、うるさい。」

A、ちょっと…と藤士郎くんに呼ばれ耳打ちされて

弦月
「Aさっき傷見えてた…晴くん達気づかないうちにちゃんと着替えておいで」

『ごめんありがと…着替えてくる』

部屋の帰り少し防御が高い、貰った制服に着替えて頭にヘアネックレスをつけた

『おまたせ〜てか今なんじ?』

黛
「11時だってA。部屋にあるスマホちゃんと持っていきなよ?」

『1時間半も遅刻してるじゃん…ごめん晴くんたち…』

甲斐田
「大丈夫だよ

長尾よりはマシだから…」

弦月
「そうそう…」

黛
「え?どういうこと?」

長尾
「俺しょっちゅう遅刻しちゃうんすよねえ…」

アッハッハッと笑う彼に文句が飛んだのは言うまでもないだろう