とある施設の職員さん4[2j3j] (ページ14)

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111話覚醒ページ14

甲斐田
「甲斐田の名において結界召喚。」

『さあ。さあ。遊びましょう

景くん上に投げて!』

長尾
「A!!とーじろーバックアップ頼む!」

弦月
「了解!晴くんは結界維持お願い」

甲斐田
「うん!」

長尾
「死ぬなよ。」

Aを景が剣先に乗せて切り上げる

弦月
「我が姓弦月の名の元結界を召喚致す。」

すぐさま上がったところに僕が足場を作る

『よっと』

刀を魔に突き刺したんっと結界から飛び降りると魔を真っ二つにした

ローレン
「…雰囲気…かわりますね」

甲斐田
「戦闘すると多少は変わりますが…Aはなんたって戦闘狂の…血筋ですから…」

弦月
「帰る前に…禊(みそぎ)行きかな…このまま行くと」

レイン
「禊(みそぎ)ってなんですか?」

甲斐田
「魔というのは元来穢れ(けがれ)の塊なのですが、

それを祓魔師は直接斬ったりするので穢れが溜まり暴走を起こすことがあります。

それを清める…綺麗にするためにこちらで言う聖水と呼ばれる水に彼らを浸すんです。

お風呂のようなものと思ってください。」

長尾
『「晴!!!!!」』

目の前まで魔が迫っていて結界にヒビが入っていた

甲斐田
「え"。」

弦月
「晴くん!!!!!!!」

自分の方に晴くんを寄せて結界を張ろうとしたのに体が動かなかった。

『誰にも手出しさせない！』

横から声がして

甲斐田
「A…目が」

晴くんの目前まで迫っていた魔は動きを止め、

いつの間にかこちらに来ていたAの目には

白い花の模様が浮き出ていた。

図鑑で見たあの花はなんだっただろうか