77話ギャップ ページ19
長尾
「Aぁーー」
『うわ。酒臭。』
「ごめんなさい・・・飲ませすぎてしまって・・・」
『いえ、飲む量を見誤った景くんにも非がありますので・・・こちらこそ、うちの景くんがすみません・・・
景くん、ほらお水。ストローもあるから。』
素直に受け取り、ストローに口をつけた
長尾
「楓さぁんありがとうございますぅ・・・」
「楓さん?」
『・・・私の母です。』
「似てるんだね」
『はい。そうみたいです。実際、出会ったキッカケもそれが理由で関わるようになったので・・・w
ほらちゃんと持つ。』
コップが落ちそうになってたのを見て治してやる
長尾
「あーい。」
「なんかお母さんみたいだね」
「なんか神田くんみたい」
『最年長がこうだと・・・最年少2人がせめてしっかりしないと・・・って感じでして・・・』
「なるほどねってちょっとハジメさん!?」
「苦労してるんだね。なにか飲むかい?」
『あー・・・じゃあ、メロンソーダお願いしたいです』
「お酒飲まないの?」
『私一応未成年で・・・』
「うわ。あぶな。俺らが捕まっちゃうとこだったね・・・w
メロンソーダね。頼んでくる」
頼み終わり、席に戻ってきたお二人に名前を聞いてないことに気づき
『あの、今更ながら・・・お名前お聞きしても・・・?私は花袋Aと申します。』
「ごめんなさい、名乗ってませんでしたね、私は神田笑一と言います。」
金髪のお兄さんが神田笑一さんで
「俺は渋谷ハジメと言います。」
緑っぽい髪色のお兄さんが渋谷ハジメさん
『これからVΔLZ共々よろしくお願い致します。』
神田
「Aさんと長尾くんの関係ってどういうものか一応聞いていいですか?」
『年の離れた兄妹と思ってますよ!他の2人も私にとって大事なお兄ちゃんです』
渋谷
「距離感近いのでてっきりどなたかと恋人何かと思ってました」
『4人とも距離感近いのは私自身が色々危なっかしいのと、あっちでは死ぬのが当たり前な部分があって最後まで思い出作ろって感じで・・・』
長尾
「A、飲んだぁ・・・」
『はいはい。いいこだね』
頭を撫でてやると気持ちよさそうに目を細める
長尾
「うんー」
神田
「・・・ふははw」
渋谷
「ギャップすごいね」
『普段お兄ちゃんみたいで頼りになるしかっこいいのに子供っぽくなるとこがが可愛いんですよねえ・・・』
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作者名:ある | 作成日時:2021年9月8日 2時