16話 ページ18
業
「かくかくしかじかとまあこんな感じに今なってまして、次はA自身のことを少し話させてください
彼女自身は知らない事実もあるんです
元々髪黒かった彼女は人体実験をされて行くうちに後天性アルビノに似たものになった。
その人体実験の甲斐あってある検体が作り出され、悪用されたそれが、あの触手です
触手をある殺し屋に研究者たちは移植しました
半年後に月が爆発、原因は同時期から月で実験していた、触手を植え付けたネズミによるものでした。
その爆発を人間に逆算すると1年後に爆発するという結果になり、
触手の元である彼女と移植された殺し屋が殺処分されそうになった。
彼女は松原という研究者に庇われて何とか生き延びた
殺し屋は研究者と恋に落ち、一緒に逃げようとして研究者は死んでしまった
その研究者は元々僕らの教室の先生で
名門の中学校だった。でもその教室は出来の悪い奴らの集まりでエンドのE組って呼ばれたりしていた
殺し屋だった彼は愛する人の願いを守るべく
担任という形で就いたんだ。
そこでは1年間俺らはその暗殺者を殺すのが最終目標だった。
そいつはマッハ20で色々やったりすごく尊敬出来る先生だった
暗殺期限の日彼は触れる事のできない檻に閉じ込められ
最後は俺らの手で息を引き取りました
Aを引き取った松原という研究者も同時期に失踪しています。
先日身寄りのなくなってしまったあの子を引き取った人宛に今話した内容と同じことが書かれた手紙が来た
この話をA以外のクラス子にして欲しい。もし触手を見た人がいて、あの子を大切にしている子にこの内容を話して欲しい。彼女自身狙われる可能性がある。Aの…いや娘のことを頼みます…
松原----
とまあ…ざっくりこんな感じです。」
伊達
「ぶっ飛んでる話だ…」
萩原
「そうだな」
降谷
「いや、Aの親友の話もぶっ飛んでる」
松田
「なんだそれ?」
業
「あ、その話忘れてた律」
律
「降谷さんお久しぶりです。
改めましてこんにちははじめまして律といいます!
Aと同じ研究所出身です！
私のオリジナルは実験に耐えれず電脳という形で残りました」
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作者名：アルフィ | 作成日時：2020年7月4日 5時
