しまうお話 ページ36
次の章で出来ればプラスにしたい
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弦月side
追いかけようとした長尾たちを官吏総出で押さえ込み、術を使って眠らせた。
九狐様よりも上位の神様のお戯れのため、九狐様たちも為す術なく、自身の未熟さを痛感することとなった。
新居…と言うよりもその期間の過ごすアパートに着くとベットの上でうずくまるAが居てその横姿は悲しかった
弦月
「絶対1人にしないから…」
『ありがと…』
弦月
「晴くん達すっごい悲しそうだったし今にも転移しそうだったから官吏総出で抑えて貰った。」
『そっか…ありがと…』
部屋が暗いせいもあるが、月明かりに照らされれる彼女の目にはひかりは宿っていなかった
弦月
「黛さんは…?」
『薬を盛って寝てもらった…でもお別れもしたし、悲しくないよ。必ず灰くんが見つけてくれるって信じてる』
にへっと無理に笑う彼女に胸が苦しくなった
弦月
「起きたらもう記憶なくなってると思う。」
『うん。おやすみ』
弦月
「おやすみ。A」
すぅすぅと寝た彼女に僕は一緒にいること以外何も出来ないからすごく不甲斐ないし何より…
僕や九狐様達は記憶を失うこともないから上手く笑えるかも分からない
弦月
「精一杯僕達ができることをしましょう。九狐様方。」
「「「もちろんじゃ!」」」
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作者名:ある | 作成日時:2021年8月18日 22時