拠点にて(休暇2(つづきます) ページ24
弦月
「その通りだねそれ終わってから行こうか。
だから今日A汚れてもいい服なの?」
『うん。一応自室に着替えはあるしね』
甲斐田
「今日はどっちで行くの?」
『迷っててさー・・・』
弦月
「なら、僕女の子の格好にするよ!
あ!そうだ!どうせならこの間みんなで買った服を着てこうよ!」
『着たい!!!いいの!?』
甲斐田
「じゃあみんなでそれ着ていこっか!」
長尾
「何の話ー?」
『もう!お姉ちゃん起こしたのに・・・全然起きてくれないんだもん景くん!』
長尾
「おま・・・!!!」
弦月
「www」
甲斐田
「ぽいけどww」
弦月
「この間僕もお母さんと間違われた」
『あーやりそう・・・ww』
甲斐田
「僕魔と間違われた・・・」
『「うぇ!?wwww」』
長尾
「あのーもうやめて・・・」
『「「ww」」』
『誰か一緒にごみ捨て・・・』
長尾
「俺いくぅ〜」
『行くかあー』
「あらこんにちはAちゃん、灰くんは一緒じゃないの?あら?今日はお姉ちゃんと一緒なの?」
『おば様!この人は姉じゃなくて・・・』
長尾
「Aがお世話になってまーす」
「あら、男の子だったのねごめんなさい」
長尾
「よく間違われるので大丈夫です。はぁい。」
「それにしてもよく笑うようになったよねAちゃん」
『えへへ〜そうですか?』
「あの時すごい表情硬かったじゃない・・・?」
長尾
「え?」
思わず景くんの手をぎゅっと掴む
『すみませんその話は・・・』
「ごめんなさい・・・嫌だよねこの話」
『すみません・・・思い出したくなくて・・・』
「そうよね・・・
お兄さん、Aちゃんのことよろしくね!
Aちゃん今度また灰くんと遊びにいらっしゃいね」
『はい!ありがとうございます』
おば様が家に入り、力が少し抜ける
長尾
「じゃあ、ごみ捨て行くかー」
『・・・うん!』
長尾
「・・・さっきの話、無理に言う必要ないからな。
もし話したくなったら自分のタイミングで言いたい時に聞いてやっから」
クシャクシャに撫でながらそうは言ってくれたけど私にとって思い出したくない記憶のひとつで
『うん。ありがと。
でもみんなが知りたいなら灰くんに聞くといいよ。
私からは言いたくない・・・から・・・ごめんなさい』
カーディガンをぎゅっと掴む
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作者名:ある | 作成日時:2021年8月18日 22時