転生したら人と狼のハーフだった件

29匹 ページ33

マヒロside



朝早く起きた少女は鏡とにらめっこしていた。



『変なところないかなあ』

昨日シュナ(ソウエイと出かけると言ったため)にもらったワンピースを着ていた



(獣人の姿)



[コンコン]


ソウエイ
「マヒロ準備いいか？」




『うん！バッチリ！』


ソウエイ
「じゃあ行くぞ。｣



『うん！』



緊張しながらソウエイの後についていった



『....』



ソウエイ
「....」

歩くのが少し早くて必死について行っていると


急に目の前で止まってその勢いのままソウエイの背中にダイブした


『ごめん..』

ソウエイ
「いや俺の方こそ考すまない事をしていた」



ぐるっと回りこちらを見ると





ソウエイ
「かわいい。似合ってる」



目線を逸らしながらぶっきらぼうに言う彼の耳はほんのり赤かった


『う、自惚れてしまいますよ』


ソウエイ
「自惚れればいい。」


『それはどういう......』





ソウエイ
「影移動するからつかまれ」





『うん』




うまく躱されたなという思いはとぷんっと言う音とともに消えて行った




[個体名ソウエイと影移動しますか？]




イェス

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