少年団に癒され隊！！～頑張る貴女にBTS短編集～ (ページ4)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:9,293 hit

＊＊ページ4

でもおそらくチョンくんには彼女がいます。

いつもケーキは2個買って行くし、今回のクリスマスケーキも4号サイズだったから

きっといつも彼女と一緒に食べているんでしょう…

普段2個買って行く時は、1個は自分で選ぶけど1個は必ず

HS「お姉さんが今いちばん食べたいと思うのを下さい」

って満面の笑みで注文してくるんだけど

きっと彼女にオススメを食べさせてあげたいんだなって

嫉妬心からわざと自分がその時食べたくないケーキを選んでる私は心が狭いのかなw

半ば不貞腐れながら帰り支度。

『あ～ぁ、チョンくんの彼女は幸せだろうなぁ。私が作ったケーキをいつも二人で食べてんだろーなー』

SJ「確かにチョンくんは明るそうだし楽しそうだけど、オッパの方が絶対イケメンだよ？」

『はいはい。ソクジンはイケメンですねー(棒読み)』

SJ「ちょっとなんで棒読みなのさ！しかもオッパって呼んでって言ってるでしょ！」

『はぁん？！10日やそこらしか誕生日かわんないのにオッパなんて呼ばないし！それにソクジンは残念なイケメンだからね！？』

ソクジンとくだらない言い合いをしながらお店の戸締り。

『それにね、イケメンならもうちょっと給料上げてくれる？！人使い荒いのよ！…ねぇ聞いてんのソクジn… SJ「ね、ちょっ！あれって…」

私の話に返事もせず、口元に手を当て私の肩をバシバシと叩きながら焦ってる様子のソクジン。
動きが完全にオネエなんだよっ！

『ちょ、肩痛いしw何？！何なの？！』

SJ「あれ！あそこのベンチ座ってるの…！」

ソクジンが指差してるのは、お店から数メートル離れたところにあるベンチ。

そちらに目を向けると…

『え、あれって…』

SJ「チョンくんじゃない？」

ベンチに座ってる姿は紛れもなく

私の好きなチョンくんで

隣には3時間ほど前にうちで買っていった
ケーキの箱。

SJ「彼女にフラれたのかなぁ？」

『縁起でもないこと言わないの！』

ソクジンに肩パンチをくらわす。

私たちの話し声に気付いたのか

チョンくんがおもむろに立ち上がって

いつもの笑顔でこちらに向かって歩いてくる

SJ「フラれた割にはご機嫌そうだね？」

『だからさぁ！』

ソクジンに肩パンチをくらわせつつ

チョンくんがフリーになってくれてたなら
私にもチャンスがあったりするかな

なんて邪なことを思わずにはいられませんでした。