Wings2～いつか飛びたつその日まで～ (ページ43)

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ジンに気持ちを伝える？

確かにジンは優しいから受け止めてくれるかもしれない

でもジンは私を男だと思ってる。
他のメンバーだってそう。
私が女だってこと知ってるのは唯一ユンギだけなんだから。

A「確かにね。ジンなら優しいから私の気持ちを汲み取ってくれるくらいはあるかも知れない。でもやっぱり私はユンギ以外のみんなにとっては“ミナムヒョン”だから…だからいいんだ。このままで。“ミナム”としてでもジンやみんなと一緒に居られるならそれでいい」

だから…ジンのこと気持ちが落ち着くまではもう少しだけ、離れさせて…

SG「はぁ～…もうさ、メンバーには女だって言っちゃえば？そもそも何で俺らにまで隠す必要があるわけ？まぁ、女だってわかったらめんどくさくなりそうなやつらもいるけどw」

え…？

SG「俺らって家族みてぇなもんなんだろ？いつまでも隠し事してんの嫌じゃね？」

確かに…

A「なんか…目からウロコ。。。私、いちばん最初にみんなに会う前にPDニムにメンバーにも女だって伏せておくように言われてから、ずっと隠さなきゃって思ってたから逆にカミングアウトするって発想がなかった…確かにそうだよね。みんなに隠してるの心苦しかったけど、なんで隠してなきゃいけないのかって考えたことなかった…うん。ほんと、目からユンギ…」

SG「いや、目から俺は出ねーわw」

A「ありがと！私、みんなにカミングアウトするよ！」

SG「おう！なんかあったら俺も助けてやっから」

ほんとユンギには助けられっぱなしだな。

そしてユンギとはこの先もずっと、お互いに恋人とも家族ともまた違った特別な存在になった。
言わばバディ？ソウルメイト？なんとも形容し難いけど、お互いがなくてはならない存在になるのだった。